気温急上昇!土日は真夏日そして梅雨入りは?このさき1か月も暑くて雨多い見通し:気象予報士解説
10日は朝は冷えたものの、日中は全国的に9日と比べ大幅に気温が上がる見込みで、広い範囲で25度前後の汗ばむ陽気となりそうです。
そして11日(土)にはさらに気温が上がり、東北でも30度以上の真夏日になる予想。
一方で12日(日)には全国的に雨が降る見通しで、天気の変化が慌ただしい週末になりそうです。
10日は夏日、11日は真夏日続出
10日は南から高気圧に覆われる気温の上がりやすい気圧配置となり、東北南部から沖縄にかけての広い範囲で25度以上の夏日になるところがありそうです。9日と比べ5~8度高くなるところが多く、仙台、大阪、福岡などの各都市で25度に届く見込みです。
11日(土)になるとフェーン現象も加わってさらに気温は上がり、関東内陸や北陸で28度、そして長野では30度に達する予想。
さらに山形で30度と、東北南部でも真夏日のところが出てきそうです。
湿度は比較的低くカラッとした暑さにはなりますが、30度という気温は暑さに慣れている時期でも熱中症になる人が増える気温ですので、レジャーも仕事も水分と休憩を取るのを忘れないようにしてください。
また「見えなくなった」梅雨入り
12日(日)~13日(月)は全国的に雨が予想されていますが、実は少し前まではこの雨が沖縄・奄美では長引いて梅雨入りしそうな予報でした。
しかし最新の予報では沖縄・奄美も含め今回の雨は13日(月)までで、その後は晴れ間が戻る見通しに。
梅雨入りは平年(沖縄5月10日、奄美5月12日)よりも遅れそうです。
このさき1か月も暑さと雨多い傾向、5月中旬は「走り梅雨」か
気象庁が9日に発表した1か月予報によると、向こう1か月もこの土日と同様、気温と降水量が平年を上回る見通しとなっています。
特に、5月18日~24日の期間に関しては西日本~関東・北陸を中心に雨が降りやすく、おそらくこの頃には沖縄・奄美で梅雨入り、そして本州付近は「走り梅雨」となりそうです。