このチームには昨年も今年も左投手のローガン・アレン。別人のような投球ではなく、2人は別の投手
昨シーズンの序盤、クリーブランド・ガーディアンズでは、左投手のローガン・アレンが投げていた。今シーズン、4月23日の先発マウンドには、ガーディアンズのユニフォームを着た、左投手のローガン・アレンが上がった。
彼らは、同じ投手ではない。ローガン・シェーン・アレンとローガン・テイラー・アレンだ。
シェーンは25歳。来月23日に26歳となる。2019年の夏に、三角トレードでサンディエゴ・パドレスからクリーブランド・インディアンズ(現ガーディアンズ)へ移り、昨年5月にDFAとなった(ウェーバー公示中にボルティモア・オリオールズが獲得)。インディアンズ/ガーディアンズでは、2019~22年に先発登板とリリーフ登板が11試合ずつ。現在は、コロラド・ロッキーズ傘下のAAAにいる。
テイラーは24歳。誕生日は9月5日だ。2020年のドラフトで2巡目・全体56位指名を受け、インディアンズに入団した。先日の登板でメジャーデビュー。6イニングを投げ、1失点で白星を手にした。
混同しやすいようで、MLB.comのシェーンのページには、テイラーの記事が出ている。
彼らは、傘下のマイナーリーグでも、チームメイトにはなっていない。だが、2000年のニューヨーク・メッツと2002年のパドレスには、2人のボビー・ジョーンズがいた。右投手のロバート・ジョセフ・ジョーンズと左投手のロバート・ミッチェル・ジョーンズだ。彼らは、メッツでもパドレスでも、同じ試合に登板している。ボビー・ジョーンズの次にボビー・ジョーンズが投げたことも、ジョセフ→ミッチェル、ミッチェル→ジョセフのどちらも、あった。
ベースボール・リファレンスによると、メジャーリーグでプレーしたボビー・ジョーンズは、この2人だけだ。ローガン・アレンも、シェーンとテイラーの他にはいない。最近まで、タンパベイ・レイズ傘下のマイナーリーグには、外野手のローガン・アレン――2019年のドラフト14巡目・全体428位。ミドルネームはニール――がいたが、メジャーデビューはしておらず、3月30日に解雇された。
なお、2人のローガン・アレン、シェーンとテイラーの出身地は、車で3時間近く離れているものの、どちらもフロリダ州だ。