ハズレのいちじくを買わない選び方!たった3つのコツを八百屋が伝授
こんにちは、八百屋歴10年の青髪のテツです。
秋は味覚の秋というだけあって、さまざまなおいしい食べものが旬を迎えますが、みなさんは秋になるとどの食材をよく食べますか?
秋の食材の中でも秋になると大量に売れていくのはいちじくです。1パック398円以下になるととたんに売れ始めます。
そんないちじくですがお客さんに話を聞くと「あたりハズレが多いから、買うのを避けている」という方が結構います。
そこで今回はそんな方のために「鮮度が良くおいしいいちじくの選び方」を紹介していきます。
いちじくの選び方
鮮度が良くおいしいいちじくは、3つのポイントで選びましょう。
・お尻の部分をチェック
・果皮の色をチェック
・弾力をチェック
それぞれ簡単に説明していきます。
いちじくの選び方①お尻の部分をチェック
いちじくを選ぶときは、最初に「お尻の部分」をチェックしましょう。
いちじくは完熟して甘くなってくると、このお尻の部分が割れて裂けていきます。
なので、いちじくの穴が空いている部分の割れ具合を見ることで熟度を知ることができるんです。
お尻が少し割れてきているものは完熟して食べごろのいちじくです。割れすぎているものは熟しすぎて傷み始めている可能性が高いので避けるようにしましょう。
ただし品種ごとに特性が違っていて「とよみつひめ」という品種はお尻が割れにくく、「蓬莱柿」という品種は逆にお尻が割れやすいです。
1つのお店で数種類のいちじくを取り扱っているというのはあまりみませんので「閉じているから未熟」「開きすぎているから過熟」というのはいちじく売り場全体を見て相対的に判断すると選びやすいですよ。
いちじくの選び方②果皮の色をチェック
甘いいちじくを選びたい方は「果皮の色」に注目しましょう。
いちじくは熟してくると果皮が「赤褐色」に色づいていきます。緑色の部分が多いものは未熟な可能性が高く、甘味が薄かったり、硬さがあったりするので避けた方が良いです。
ただし、「蓬莱柿」という品種は熟しても色が変わりにくい傾向があるので、上で紹介した穴の割れ具合で熟度を判断するしかないので知っておくと良いですよ。
品種は陳列されている箱に書いている場合があるので、確認できそうなときは見ておくとよいかもしれません。
いちじくの選び方③弾力をチェック
鮮度の良いいちじくを選びたい方は「実の弾力」を確かめましょう。
鮮度の良いいちじくは触ると弾力がありますが、傷んでくるとだんだん柔らかくなっていき、最後は溶けてしまいます。
強く触るといちじくが潰れて傷んでしまうので、買うときの最終チェックとして包装の上から軽く触ってみる程度でお願いします。溶けたものがないかパックの裏側もチェックしておくとハズレを選ぶ確率が減りますよ。
いちじくの選び方まとめ
今回はいちじくの選び方を紹介しました。
今回紹介したいちじくの選び方を使って、この秋たくさんいちじくを食べていただけると嬉しいです。
他にも八百屋の私が秋に一押ししている果物は「新甘泉」という梨と「クイーンニーナ」というぶどうです。
気になる方は下の記事も読んでいってくださいね。