元WBAスーパーライト級チャンピオンが練習を公開
今年3月、WBAスーパーライト級チャンピオンだったローランド・ロメロは初防衛戦でイサック・“ピットブル”・クルスに8ラウンドKOで敗れた。
9月14日に催されるWBA/WBC/WBOスーパーミドル級タイトルマッチ、サウル・”カネロ”・アルバレスvs.エドガー・ベルランガの前座で、ロメロのカムバック戦が組まれた。
ロメロにとって、地元ラスベガスの試合はモチベーションが高まるそうだ。元WBAスーパーライト級チャンピオンは言う。
「故郷でのファイトはいつだって特別だ。観客が発するエネルギーは熱く、やる気を起こさせてくれる。俺を応援してくれている人たちの前で戦うこと以上に素晴らしいことなど無い。同興行では、主役を食い、ファンに忘れられない夜をプレゼントするつもりだ」
イスマエル・サラスの指導の下、ロメロは自身を向上させ、弱点を改善できたと信じている。
「今回のトレーニングキャンプは、これまでで最高だった。テクニックを磨き、パワーを増強し、メンタルを磨くことに集中した。チームと自分はジムで数え切れないほどの時間を費やした。俺は強くなり、準備が整ったと感じている。サラスは俺を限界まで追い込んでくれた。リングでその進歩を披露するんだと、興奮している」
ロメロが対戦するのは、カリフォルニア州ストックトン出身で、4連勝中の24歳、マニュエル・ジャイメスだ。16勝(11KO)1敗1分のジャイメスにとっては、初の大舞台だが、ロメロは慎重な発言をしている。
「ジェイメスは手強い相手で、俺は彼を軽視していない。彼は優れたスキルと強い心を持っている。が、俺のパワーとスピードが違いを生むだろう。ジェイメスのスタイルを研究し、この試合に勝つと確信できるゲームプランを立てた。俺はこの試合に勝つ。勝たなければならない。それが自分の頭の中にある唯一のことだ」
ロメロが勝利を収めれば、プロモーターであるPBCは140パウンドの世界戦線に復帰させる段取りを組んでいるようだ。
ロメロは結んだ。
「ジェイメスに勝てば、タイトル奪還への一歩を踏み出すことになる。すべてのビッグネームとの試合のチャンスに繋がる。圧倒的な勝利を飾ってみせる。この階級の誰とでも戦う意志を示したいんだ」
ロメロは壊れているのか否かーーーが、ハッキリする試合となりそうだ。