2023年初春の縁起物! 京都市にある神社の巨大絵馬、5つお見せします!
あけましておめでとうございます! 2023年、今年はいい年にしたいですね!! というわけで、新年一発目の記事は、新春の縁起物のご紹介。京都市内にある神社さんを巡りまして、境内に置かれた巨大絵馬を見てまいりました。どれも干支のうさぎが描かれているのですが、それぞれに個性的なものがそろってますんで、早速どうぞ!
こちらは京都市左京区にあります「東天王 岡崎神社」さんの絵馬。先日もアップさせていただいたのですが、シンプルながらめでたさがしっかりと伝わってくるデザインでございます。
「岡崎神社」さんは境内のあちこちにうさぎがおりまして、こちらは手水舎にある「子授けうさぎ」。お水をかけてお腹をさすれば子宝に恵まれ、安産になるという言い伝えがあるんですって。
ほかにも阿吽のうさぎや招きうさぎなど、いろんなうさぎさんが出迎えてくれますよ。
東天王 岡崎神社
住所/京都市左京区岡崎東天王町51
岡崎神社 ホームページ
続いては北区にあります「上賀茂神社」さんです。
ご存知の方も多いかと思いますが、「上賀茂神社」という名前は通称でして、正式には「賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)」さんなのですよ。が、とりあえずここでは通称の「上賀茂神社」さんでいかせていただきます。立砂(盛砂とも言うんですって)の奥、細殿にうさぎさんの絵がありました。
向かって右手がこちら。親子のうさぎでしょうか。かわいい絵ですね。そして……。
左手にあったのがこちらの絵。合わせて一枚になりそうな感じ。やさしいタッチのうさぎさんでした。そして「上賀茂神社」さんにはもうひとつ……。
確か楼門の横辺りだったと思うのですが、タイルでできたこんなかわいらしいうさぎさんもいましたよ。名前は「うさぴー」ですって。
そして境内にはこんなものも。近くにあった資料によると、これは「すぐきの天秤押し」というものだそうで、長さ3〜4mの棒の先に重石をのせて、樽の鷹のすぐきに圧力をかけるんですって。上賀茂の農家の軒先に天秤棒が並ぶ姿は冬の風物詩でもあるとも。すぐきのお漬物はおいしくて大好きなんですが、天秤押しのことは知らなんだ。ほかにも境内には静岡県戸田森林組合さんから奉納された橘が浮かんだ「橘手水」もありましたんで、こちらもぜひ!
上賀茂神社
住所/京都市北区上賀茂本山339
上賀茂神社 ホームページ
続いては上京区、御所の西側にあります「護王神社」さんです。
こちらの絵馬は表門から入ってすぐの場所にある拝殿に置かれておりました。白うさぎがシンプルなタッチで描かれてますね。
そして護王神社といえば、イノシシの神社としても知られています。神社に置かれていた案内板によりますと、護王神社に祀られている和気清麻呂公が豊前国にさしかかったとき、300頭のイノシシがどこからともなく現れて、道中を護りつつ案内してくれたという言い伝えがあるんだとか。境内には狛犬の代わりに狛イノシシも立てられてますよ。
さらに護王神社といえば、そう足腰の守護神としてもたくさんの人達の崇敬を集めています。こちらは本殿右側にある「足腰難儀回復の碑」。参拝する人たちは足型の石に自分の足を合わせたり、碑をさすったりして、祈願しているんですって。
護王神社
住所/京都市上京区烏丸通下長者町下る桜鶴円町385
護王神社 ホームページ
続いては「下鴨神社」さん、行ってみましょう!
そうそう「下鴨神社」さんも実は通称でして、正式には「賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)」さんなんですよ。こちらの絵馬は、楼門を入ってすぐの舞殿にありました。なんともリアルなうさぎさんが描かれてます。味あるわ〜。
そしてなんとうさぎの絵馬の横には、2021年の干支である寅の絵馬も置かれてました。これ見比べられるの楽しいですね。ほんでもって寅の絵馬もこれまたエエ感じの絵です。
そして、中門を入ると、なかには7つのお社に十二支を守る神様の祀られた言社があるんです。十二支なのに7つ? と思ったら、「うま」と「ね」はそれぞれひとつのお社なんですね。その理由は……ご自分で調べてみてください。
こちらが「う」と「とり」の祀られているお社です。御祭神は「志固男神(しこおのかみ)」さまで、調べてみると、強い、力の神様なんですって。お参りに行かれた際には、ぜひこちらのお社にも足を運んでみてくださいませ。
下鴨神社
住所/京都市左京区下鴨泉川町59
下鴨神社ホームページ
5つめは東山区にあります八坂神社さんです。
「八坂神社」さんの絵馬は、本殿南側の舞殿にありました。どことなくユーモラスなタッチで描かれた白うさぎと傍らに立っているのは大国さま、ですよね、きっと。こちらもかわいい絵になってますね。
境内には縁結びの神様として知られる「大国主社(おおくにぬししゃ)」がありまして、その前にも大国さまと白うさぎの像があるんですよ。さらに写真でいうと像の後ろ側には、小さくかわいいうさぎも並べられてました。
そしてそして、境内に「美御前社(うつくしごぜんしゃ)」という末社があるの、ご存知でした? 美容の神として信仰されてまして、社前には写真のご神水「美容水」が湧き出ているんです。肌に数滴つけると、身も心も綺麗になるという言い伝えもあるそうなので、美しくなりたいアナタ、ぜひぜひお参りを!
京都市内にある5つの神社を駆け足で周ってみた今回。見てきた絵馬はそれぞれにタッチが違って、それぞれに良さがありました。2023年の初詣、京都散策のご参考になればコレ幸い。今年もよろしくお願いいたします!