【三田市】三田市役所本庁舎のロビーに最新の水道耐震管の模型を展示
三田市役所では、様々な展示会が開催されています。
6月1日から7日までの1週間の間では、第66回水道週間が実施され全国で水道事業PRが行われました。第66回スローガンは「たいせつに みずはみんなの たからもの」です。
三田市では、「水の大切さ」「水道」に関する理解を深めてもらおうと三田市役所本庁舎1階ロビーで「水道週間展示会」が開催されました。
展示会では、三田市浄水施設紹介や水道管の構造紹介のパネル展示と、耐震化された水道管の継手部分のカットサンプル模型が展示されました。
こちらは、GX形ダクタイル鉄管呼び径150の実物大模型です。この形の水道管の継手が地面の中に埋まっており、水道管を繋ぎ伸ばすことで私たちに水を届けてくれています。
実物大の模型は触れませんが、小さい模型は実際に触って確かめることができました。
右側の黒い継手が旧型の水道管です。
私はそんなに力がある方ではないのですが、それでも旧型を引っ張ったら、簡単に抜けてしまったことに驚きました。
左側のグレーの継手が最新の耐震管です。
最新の耐震管は、ちょっとした引っ掛かりに見えるのですが、どんなに引っ張ても全然抜けませんでした。
地震などの災害時に水道管が抜けてしまうと、さらなる被害が拡がってしまいます。しかし、この最新の継手はあらゆる状態にもなっても抜けない構造となっているようです。
また、耐久性にも優れており埋める場所の環境にもよりますが、腐食促進試験をしたところ70年は保つことができる耐久性があるそうです。現在の法律では40年で水道管は交換することになっているそうなので、充分耐えうる水道管だということがわかります。
こちらは浄水場施設の紹介パネル展示です。
三田市内には4つの浄水場施設があり、そのうち西野上にある三田浄水場は兵庫県が管轄する施設だそうです。
そして、6月5日には天神にある古城浄水場で施設見学会が行われました。毎年、6月第1週目の水道週間に合わせて浄水場の施設見学会は開催されています。模型を使ったろ過実験や普段見ることができない施設を実際に見ることができます。
普段何気なく使っている水道水ですが、水道管が抜けてしまうと復旧作業が終わるまで使えなくなり日常が一変します。私たちの暮らしがより安心、安全に暮らせるように見えない部分の水道管も日々進化を続けてくれていることが、この展示会でわかりました。
三田市役所本庁舎1階ロビーは展示会だけでなく、市民文化活動の発表の場、鑑賞の機会として各種ステージも開催されています。
次回は、6月13日(木) 17時30分~18時00分「第88回市庁舎コンサート ケルティックハープの調べ」が開催されます。入場無料で直接会場にお越しください。
三田市役所本庁舎1階ロビー
住所:兵庫県三田市三輪2丁目1-1
開庁時間:9:00~17:30(土日祝、年末年始除く)