【三田市】のどかな田園風景の広がる武庫川沿いのウォーキングコース
三田市内には、四季折々の美しい自然やまちなみを楽しみながら歩くことで健康づくりや仲間づくりができるように、10ヶ所にウォーキングコースが整備されています。
今回はその中から「武庫川コース」を歩いてみました。
武庫川コースは全長約4.8キロあり、武庫川の美しく流れを見ながら、のどかな田園風景が望める情緒豊かなコースです。
総合福祉保健センターにある「はだしのこみち」のところをスタート、ゴール地点としコースの案内看板が設置されています。
500メートル毎に三田市のマスコット「キッピー」「ハッピー」「チャッピー」がデザインされた距離表示があり、どれくらい歩いたか目安になります。
スタートをすると、すぐに郷の音ホールの裏側を歩きます。
郷の音ホールを通り過ぎ、武庫川大橋を渡ります。橋の途中で500メートルの標識があります。武庫川大橋からの景色です。
武庫川大橋を渡ると三田市役所の駐車場側に出てきます。
さっきとは反対側の川沿いの道を歩きます。1キロ地点を過ぎると瓦屋根の欄干が特徴的な御殿橋がかかっています。
今は誰でも渡れる御殿橋ですが、昔は三田城に住む九鬼のお殿様専用の橋だったと言われています。瓦屋根の欄干は橋の名前にちなんでいます。
御殿橋を渡ってすぐに1.5キロ地点の案内があります。この辺りから左側は武庫川、右側には田園風景が広がります。武庫川沿いを歩くコースは、田んぼを挟んで、三田駅と新三田駅を走る線路にも沿って歩きます。なので電車が走るのもよく見えます。踏切の音もよく聞こえるので、電車がいつ来るのかもわかります。
2.5キロを過ぎ、しばらく歩くと瀬戸橋が見えてきます。この橋を渡り、次は反対側を歩きます。
渡ってすぐが3キロ地点となります。こちら側には休憩スペースが設置されています。
3キロ地点を過ぎると、ふるさと桜回廊の石碑があります。
桜回廊という名前のとおり、武庫川沿いの道は桜並木が、ずっと続いており春になるととてもキレイな桜が咲きます。桜が咲いた時は、多くの方が桜を見に訪れます。
4キロ地点を過ぎたところにある川除上橋の横には河川改修工事の記念碑が建てられています。
ニュータウンの開発に伴いダムの建設などから、蛇行していた武庫川のショートカット工事が行われました。改修工事が行われる前の武庫川は、大雨が降るとよく氾濫を起こし、市民は水害に悩まされていたそうです。今の広い河川敷は氾濫を防いでくれ、市民の生活を守ってくれています。当時は地形が変わってしまうことなどから地域の住民より、なかなか賛同を得られなかったこともあり、計画スタートから長い年月を経て武庫川のショートカット工事は完了しました。このことを記念し、1994年(平成6年)10月に記念碑が建てられました。
ゴールが近づくと、行きでも通り過ぎた御殿橋(おとのばし)がかかっています。
御殿橋を過ぎるとスタート地点でもあるゴールの総合福祉保健センターに戻ってきます。
総合福祉保健センター沿いは水仙ロードとなっており、春になるときれいな水仙が咲きます。頭上には桜、足元には水仙が咲く風景はとてもキレイです。
最後に、ゴール地点にある「はだしのこみち」で足つぼマッサージをするのもオススメです。
武庫川コースは平坦な道が続き、一般車両の通行は禁止(農耕車は除く)されているため、比較的安全に歩くことができます。ただ橋がかかっている場所は車が通るため、横断する時は気をつけてください。スタートとゴール地点はコースの目安なので、無理のない範囲で好きな地点から歩いてみてはいかがでしょうか?
ウォーキングコース「武庫川コース」
スタート、ゴール地点
総合福祉保健センター
住所:兵庫県三田市川除675