卵の「白いヒモは捨てないでください!!」料理人が必死の呼びかけ【そのワケとは?】
こんにちは、板前のぱぷちゃんです!
前日、母親に『ねぇ、この白いヒモはなに?』と言われ、近づいてみると…どうやら目玉焼き用に卵を割っていたようで、黄身の横にある「白いヒモ」を不思議そうに見ていました。
自分は『あ〜それは「カラザ」だよ!』と言うと、母は『なにそれ?』と言わんばかりの表情をしていました。
皆さんは、知ってますか?「カラザ」を
『カラザなんて、初めて聞いた』という方も少なくはないでしょう!
そこで今回、私(料理人)がこのカラザについて徹底解説したいと思います。
・カラザとは一体なんなのか?
・栄養はあるのか?
・どんな役割があるのか?
・取り除いた方がいいのか?
こんな疑問たちに答えていきたいと思います。
卵が好きな方にとって「知っておくべき内容」となっておりますので、最後まで読んでくださいね!
カラザとは一体なんなのか?
まず、「カラザ」ってなんだ?この質問からお答えしたいと思います。
ズバリ、正体とは…
卵が成長する過程で回転する際に、卵白がよじれて出来た「タンパク質」です。つまり、卵白の1種なのです。
栄養はあるのか?
果たして、この白いヒモに栄養はあるのでしょうか?
答えから言うと、栄養あります!ある、どころでは無いです…めっちゃあります!!
免疫力を高め、インフルエンザなどの予防効果が期待されている「シアル酸」が含まれています。また、「カルシウム」や「ビタミンB1、B2」の栄養も豊富に含まれています。
どんな役割があるのか?
気になりませんか?この「カラザ」は卵のどんな役割を果たしてくれているのか?母親の為にも説明をするとしよう!
カラザは卵黄を殻の中心に吊り下げて、安定した位置に保ち、衝撃から守ってくれる役割があります。
栄養があるだけじゃ無いのです!ちゃんと役割があったのです。
取り除いた方がいいのか?
ここまで読んで頂いた方なら、答えを言わなくても分かるでしょう!
取り除かないで、食べて下さい!!
特に今は「インフルエンザ」が大流行していますが、そんなインフルエンザの予防に効果的である「シアル酸」が含まれているので「カラザ」を今まで取り除いていた方は、これを機に食べて欲しいと願っています。
【料理上級者用・記事】
ブロッコリーを「水」で洗っている方は…【ブロッコリーは「水で洗っても意味がない!」料理人が“正しい洗い方”を徹底解説!】という記事を書いたので良かったら、見てみて下さい!