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平野佳寿の新しいブルペンメイトは、ブルペン・カートに乗って「移籍」してきた

宇根夏樹ベースボール・ライター
ロビンソン・チリーノス(左)とジェイク・ディークマン Jul 30, 2018(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 7月30日の試合で、ジェイク・ディークマンは9回裏にテキサス・レンジャーズの6番手として登板し、アリゾナ・ダイヤモンドバックスを無失点に抑えた。その翌日、ディークマンはレンジャーズからダイヤモンドバックスへトレードされた。

 ビジターのクラブハウスから、ホームのクラブハウスへ。荷物を手にしたディークマンは、迎えに来たブルペン・カートに乗って、チェイス・フィールド内の通路を移動した。運転していたのはダイヤモンドバックスのマスコット、D.バクスター・ザ・ボブキャットだ。

 ダイヤモンドバックスのリリーフ投手は、ブルペンからマウンドへ向かう時、ブルペン・カートに乗らない。だからというわけではないだろうが、こんな使い方があったとは。

 この日の試合は、ダイヤモンドバックスが勝利を収めた。シリーズは2連戦。新天地デビューは実現しなかったものの、ディークマンだけは「連勝」を味わった。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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