【富士宮市】幅広い層が楽しめる演劇フェス!『YOSHIWARA EN:JOE』初公演を見て来ました!
富士・富士宮に未だ無かった、演劇フェスが、『フジシニアート』の企画で昨日(2月19日)富士市吉原の『妙祥寺』で初公演されました。
その名も『YOSHIWARA EN:JOE』=『吉原炎上』?艶っぽいイメージを想像した方、年齢がバレますよ(笑)!
『YOSHIWARA EN:JOE 演劇上等!』艶っぽさはありませんでしたが、出演者のさまざまな思いが交錯するところは、このイベントも同じです。
チラシをもらったときには、『お寺で演劇?』ちょっと謎めいた想像をして、当日会場へ。
厳かな雰囲気の大きなお寺で、こんなところで演劇をするの?と到着してからもそわそわが止まりません。
でも受付が開始する時間になるといつの間にか広々とした駐車場は満車になり、多くの方が公演を楽しみにやって来ました。
庫裡で受付をして、渡り廊下で本堂に入ります。
ついつい見渡してしまう立派な本堂で、開演を待っている間に、『こぞうくん』が場を和ませに登場してくれました。
最初は『フジシニアート』と『富士宮北高校演劇部』の生徒による宮沢賢治の「注文の多い料理店」の上演でした。
役者と語り手を分けた朗読劇は原作に忠実ながらも笑い所があり、富士宮北高の生徒は原作にはない裏側(料理店側の猫)の会話を盛り込み若者風のアレンジが加えられ、同じ作品なのに引き込まれる面白さでした。
またお腹が空いていると体に悪いパフォーマンス『座 おてんば(主宰つき)』によるカフカの「断食芸人」や、女性なら『分かる!』と同感できる富士高演劇部OGの『影島沙絵』さんによる「シン・シンデレラ」の一人芝居、『星陵中学校・高等学校演劇部』・『富士見高等学校演劇部』の「高校演劇AlternA」、最後は『座 おてんば』の百物語の中の「皿屋敷と雪おんな」まずは2本なので「百物語未遂」など、地元7組の舞台が演じられました。
舞台の間の時間も『ザ・ジュブナイズ』の二人が進行役として、楽しませてくれました。
地元の若手演劇人や、他ジャンルのクリエーターたちも巻き込み企画された『YOSHIWARA EN:JOE』は、年齢層に関係なく思い思いの表現を披露される今までになかった演劇フェスでした。
『YOSHIWARA EN:JOE』を企画した、『フジシニアート』のメンバーは現在、60代から70代の女性6人です。
熱意と力強さと、ユーモラスさ満載の『フジシニアート』の公演を見ながら、私もこんな年の重ね方をしたいなぁとお手本のように感じました!
今回は『YOSHIWARA EN:JOE』初公演、最初の最初の最初の一歩と言う事でしたので、今後の公演が楽しみです。
また、『フジシニアート』では、ただいま団員を募集しているとのことです。これからの人生を、演劇で豊かに輝かせるのも素敵ですよね。
フジシニアート
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