株式会社MIXIは12月16日、新たなSNS「mixi2」を公開した。2004年にサービスを開始した「mixi」と同様、完全招待制を採用している。公式情報によると、mixi2は「繋がった人、繋がりたい人との関係性を深められる」ことを目指した新しいSNS、主な特徴は以下の4点となる。

第1に、デフォルトのタイムラインは、フォローした人の投稿が時系列順に表示される仕様となっている。これは、Xなどのプラットフォームがアルゴリズムによるレコメンド表示を採用していることと対照的だ。第2の特徴として、表現力豊かなコミュニケーション機能を実装。文字を大きくしたり跳ねさせたりできる「エモテキ」や、投稿に対して絵文字で反応できる「リアクション」を備え、感情表現をより気軽かつ直感的に行えるようになっている。

第3に、mixiの特徴的機能であった「コミュニティ」と「イベント」を踏襲。同じ趣味・関心を持つユーザー同士が「コミュニティ」で交流でき、「イベント」機能ではオンライン・オフライン双方での同期的なコミュニケーションが可能となっている。最後に、プラットフォームの健全性確保のため、完全招待制を採用し、18歳未満の利用を制限している。

2006年当時のmixiは、日本のウェブサイトドメインでyahooに次ぐ2位の人気を誇り、ユーザーの平均利用時間は3時間29分に達していた。SNSを取り巻く環境が急速に変化する現在、mixi2が目指す「楽しい、優しい、ほっこりとした場」の実現が注目される。既にXでは招待リンクを求める投稿が散見され、サービスへの期待の高さが伺える。