「次局以降もしっかり準備をして挑めたら」棋士編入試験五番勝負第1局で敗れた里見香奈女流五冠コメント
里見香奈女流五冠「(57手目、徳田拳士四段が指した)▲6六銀のところで(本譜の△4四角に代えて)もうちょっと手がなかったのかな、という感じはします。(71手目▲4四桂から切り合い)最初は▲4四桂なら、と思ってたんですけど、考えてみると対応が難しくて。局面が苦しかったのかな、とも思いました。(78手目△5五銀と出る代わりに相手の銀を取る△4五銀は?)そうですね、最初はそのつもりではあったんですけど。ちょっと気が変わってしまったので(苦笑)。そうですね、そちらを選ぶべきだったかな、とは思いました。(本譜は駒損になって)いやあ、苦しかったと思います。(15日に阿久津主税八段戦があってその後は)そうですね。体を休めて今日に備えては来てました。(女性初で注目されている棋士編入試験を戦ってみて)本当に注目していただけるのはすごくうれしいことですし。こういった大きな舞台で指せることってなかなかないと思うので。次局以降もしっかり準備をして挑めたらと思います。(タイトル戦と編入試験、自分の中で違いはある?)うーん、そうですね、あまりないので、目の前の対局に全力を尽くせるようにがんばりたいと思います」