宮城県 13日(月)は春の嵐で震える寒さに
新型コロナウィルスの感染拡大防止のため宮城県でも不要不急の外出自粛が呼びかけられていますが、きのう11日(土)~きょう12日(日)はコロナウィルスが心の底から恨めしくなるような青空が広がりました。
ただこの晴天から一転して、あす13日(月)は外に出るのが嫌になるような寒さと雨になりそうです。
県南は土砂降り 沿岸部は横殴り
きょう宮城県は穏やかに晴れていた一方で、西日本には低気圧による大きな雨雲がかかっていました。
あすはこの低気圧が発達しながら本州の南岸を東へ進んできます。宮城県のすぐ近くを通る形になるため、県内もきょうの青空から一転して朝から丸一日雨になりそうです。
特に低気圧の中心により近い県南では、午後は雨脚が強まって土砂降りになる時間もあり、総雨量は80ミリ前後と雨の量が多くなる可能性があります。
また低気圧が発達しながら近づいてくるため、沿岸部を中心に東~北東からの風が強く吹きます。
沿岸部では瞬間的には25メートル前後の強風が吹き荒れ、雨と風が組み合わさって横殴りの雨となる所もあるでしょう。
低気圧の接近に伴って海上では急激に波も高くなり、宮城県沖は最大6mの高波が予想されていますので警戒が必要です。
陸地も海上も、きょうの晴天が嘘のような大荒れの天気になりそうですので、お仕事などでどうしても外に出る際は十分ご注意ください。
春の嵐が寒さももたらす
またこの低気圧は雨や風だけでなく寒さももたらします。
きのう~きょうは上空の寒気が抜け始めていたため、日中は日差しに春らしい暖かさが感じられました。
ただ低気圧は周りから空気を引き込む性質があり、あすはせっかく離れつつある寒気を低気圧が南へ引き戻すような形になります。
これによりあすの宮城県は一日気温が上がらず、昼間でも5~6℃と2月下旬~3月上旬並みの寒さになる見込みです。場所によってはきょうより10℃前後も低くなる見込みで、冬物のコートが欲しい寒さとなるでしょう。
またこの寒気によって西部の山沿いではあさって14日(火)にかけて湿った雪が降る予想ですので、車の運転などはご注意ください。