【温故知新】ガソリンタンクのサビ落とし、昭和のテクニックが意外と強かった
先人達は凄い。小手先ではなくて経験則に基づいた凄い技術を後世に遺してくれている。ビバ温故知新! ってことで、今回は「昭和なテクニック」でガソリンタンクの錆落としに挑んでみるのです。「小石を入れる」「ボルトナットを入れる」そして「鎖(チェーン)を入れす」、そしてひたすらシェイクシェイク! 本当にこれでガソリンタンクの錆が落ちるのか?・・・いやいや、侮ることなかれ。その結果を刮目して見よ!!
それはXR100モタードを直していた時のこと。
ガソリンタンクの中がサビだらけだった。放置車両ならともかく、毎日乗っていた車両でどうしてここまでサビさせることができるのかと驚いたもんですよ。
そこで、先人たちの知恵である「ガソリンタンクのサビ落としに鎖を使う」という方法に挑戦してみた。なんたってお金がかからないですからな、ふぉふぉふぉ。
やり方は簡単
やり方は至ってカンタン。
ガソリンタンクに洗剤と水を入れ、ひもをつけた鎖を入れる。
鎖がガソリンタンク内部の全面を擦れるように、ひたすらシェイク!
腰痛持ちにはおすすめできないほどハードな作業だが、15分ほどシェイクした結果、チェーンはサビで茶色く染まっていた。
タンクの内部を高圧洗浄機で洗うと・・・
なんとサビがほとんど落ちていた!
さすがにタンクサビ取りクリーナーのように完全にサビを落とすことはできなかったが、あんなにザラザラだったサビがまるで嘘のようにはがれてしまった。
結局、用意していたタンクサビ取りクリーナーの出番はなし。
後日談だが、このガソリンタンクはすでに2年近く経過しているが、サビは発生していない。
昔ながらのテクニックと現代のケミカルな方法、どちらが優れているかは一概には言えないが、適材適所で使い分けるのがいいのかもしれない。
特にケミカル類は、サビ落としには強いがそれ以前の汚れには弱いので、サビ落とし前の洗浄方法として、今回のようなやり方を織り交ぜてみてもいいかもしれない。
まとめ:
ガソリンタンクのサビ落としに鎖を使う方法は、想像以上に効果的だった。
腰痛持ちにはハードな作業だが、サビの程度によってはタンクサビ取りクリーナーを使う必要がないかもしれない。
一見乱暴な方法に見えるけど、やっぱり効果があるから受け継がれてるんだねぇ~・・・。