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白金台駅の徒歩1分に巨大な名建築!「旧公衆衛生院」は無料で見学できカフェもある

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こんにちは、休日メディア「ホリデーノート」を運営しているotoです。今回は、白金台にある「旧公衆衛生院」をご紹介します。

旧公衆衛生院は、建築家・内田祥三(うちだよしかず)氏により1938年(昭和13年)に建てられました。

現在は「港区立郷土歴史館」を中心とする複合施設「ゆかしの杜」となっており、無料で見学できるエリアが見応え大アリなんです。

旧公衆衛生院は外観から存在感がありすぎる

上の写真は中央エントランス側から外観を撮影したものです。白金台駅からすぐの場所に、こんな巨大で存在感のある名建築が建っていることに驚きます。

綺麗なシンメトリー(左右対称)になっている重厚な建物。玄関部分の連続アーチも特徴的で、内田ゴシックと呼ばれています。

ちょうど建物に向かい合うようにベンチが置かれており、ベンチに座りながら建物の全景を眺めることができます。

無料で見学できるエリアが見応え大アリ

旧公衆衛生院は「港区立郷土歴史館」を中心とする複合施設になっています。港区立郷土歴史館は入館料が必要ですが、その他の多くの部分は無料で見学することができます。

見学できるエリアは6階までありますが、エレベーターもあるのでご安心ください。

中央ホール

中央ホール
中央ホール

中央エントラスンを入って広がる中央ホール。じつは中央ホールは2階部分で、出入りは1階ではなく2階から行うという不思議な建物です。

2〜3階部分まで円形の吹き抜けとなっており、美しい装飾にため息が出てしまいます。

旧講堂

旧講堂
旧講堂

ズラリと340席が並ぶ旧講堂。椅子のクッション部分と天井板以外は、建設当初の部材がそのまま残されているそう。

あまりのフォトジェニックさで、人気の撮影スポットにもなっています。

旧講堂
旧講堂

窓から眺める景色も美しく、見惚れてしまいます。こんな場所で学ぶことができたら…と妄想が止まりません。

旧院長室

旧院長室
旧院長室

3階にある旧院長室。中に入ることはできず眺めるのみです。当時高級とされたベニヤ板が天井や壁に使用され、この建物のなかでも特に手の込んだしつらえとなっています。

旧図書閲覧室

旧図書閲覧室
旧図書閲覧室

現在はコミュニケーションルームとして使用されている旧図書閲覧室。触ることができるミンククジラの骨格標本が展示されており、その大きさに驚きます。

旧図書館受付窓口
旧図書館受付窓口

旧図書閲覧室の手前には旧図書館受付窓口があります。

旧図書館調室
旧図書館調室

受付窓口と向かい合うように旧図書館長室があり、ヤマハ製の初期グランドピアノが展示されています。

旧公衆衛生院にはカフェもある

VEGETABLE LIFE(ベジタブルライフ)
VEGETABLE LIFE(ベジタブルライフ)

旧公衆衛生院の1階、旧食堂はカフェ「VEGETABLE LIFE(ベジタブルライフ)」として利用されています。名前のとおり野菜をいただけるカフェで、旧公衆衛生院のすぐ近くにある「八芳園」がプロデュースしています。

ベジタブルプレート
ベジタブルプレート

9時から11時まではモーニング、11時〜17時まではベジタブルプレートやスイーツがいただけます。

ベジタブルプレートは、選べるメイン(野菜or肉or魚)、本日の自然栽培のデリ3種、サラダ、雑穀米という内容。メインによって料金が変わり、筆者がいただいた、メインが肉のベジタブルプレートは1,300円。内容も月の前半、後半ごとに変わります。

カフェではwifiも利用できますよ。

旧公衆衛生院は数々のドラマのロケ地

中央ホールを見下ろす
中央ホールを見下ろす

旧公衆衛生院の重厚な外観に驚き、中に入れば美しい装飾にため息。「きっとドラマで使用されているに違いない!」と思って調べてみたところ、やはりドラマのロケ地として使用されていました。

伊藤沙莉さん主演の『シッコウ!!~犬と私と執行官~』では「東京地方裁判所南目黒支部」として。浜辺美波さん出演の『ウチの娘は彼氏ができない』では、「青学院大学」として使用されています。

そのほかにも『同期のサクラ』や『映像研には手を出すな!』など数々のドラマのロケ地となっています。

つぎの休日、フラリと名建築を見学し、ゆっくりヘルシーランチをいただく1日を過ごしてみてはいかがでしょうか。

旧公衆衛生院(ゆかしの杜)
住所:東京都港区白金台4-6-2
公式サイト(外部リンク)
港区郷土歴史館
住所:東京都港区白金台4-6-2 ゆかしの杜内
電話番号:03-6450-2107
開館時間:午前9時~午後5時(土曜日のみ午後8時まで)
※入館受付は閉館の30分前まで
休館日:毎月第3木曜日(祝日等の場合は前日の水曜日)/年末年始(12月29日~1月3日)/特別整理期間
常設展観覧料:大人300円/小・中・高校生100円
公式サイト(外部リンク)

ホリデーノート運営 / 大人女子のご機嫌なおでかけ

WEBメディア「ホリデーノート」運営。Amazon Kindle最高3位『わたしをご機嫌にする休日』著者。Yahoo!ニュースエキスパートでは、旅行メディアの運営経験もいかし、「ここ行ってみたい!」とワクワクするようなスポットをご紹介。

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