ダブル高気圧が出現、典型的な盛夏型(猛暑型)に
ダブル高気圧が出現
今月は上旬こそ全国的に厳しい暑さとなり、35度以上の猛暑日の地点数も連日100地点から200地点以上の日もありました。
ところが中旬に入ると真夏が急失速し、長らく居座った前線などにより、全国的に大雨が続き、特にお盆の期間は東京都心で最高気温が20度そこそこの日もあるなど、肌寒いくらいの日もありました。
ところが8月が終わろうとしている今の時期になって、ようやく盛夏型がやってきそうです。
タイトル画像をみると、日本の南には雲のないエリアが大きく広がっていますが、これが勢力を強めている太平洋高気圧の勢力圏内で、このあとさらに北へ拡大する見込みです。
あす26日(木)夜の予想では、今夏最も勢力を強めた太平洋高気圧が東日本や西日本をすっぽりと覆い、さらにその上空10000メートル付近には大陸上で勢力を強めたチベット高気圧が重なるようにすっぽりと覆う予想で、これは猛暑をもたらす典型的なダブル高気圧の形となります。
このダブル高気圧は、週明けにかけて、東日本や西日本を中心に居座る見込みで、今月いっぱいは、広く猛烈な暑さとなりそうです。
気象庁からもきのう24日(火)午後3時、高温に関する全般気象情報が発表され、熱中症などの健康管理に十分注意するよう、呼びかけられています。
あす26日(木)から猛暑復活へ
あす26日(木)から気温が大きく上昇し、厳しい残暑、猛烈な残暑となるでしょう。特に気温が上がりそうなのが、関東から近畿にかけての内陸部で、35度以上の紫色の地域が広がっているのがわかります。
東京都心でも今年2回目の猛暑日か
あす26日(木)の実際の予想最高気温は、上図の通りです。
気象庁が発表している予想では、熊谷、名古屋、岐阜、京都で36度となっており、東京都心でも35度の予想で、今月10日以来、16日ぶり2回目の猛暑日となるかもしれません。
さらにコンピュータが計算した予想(MSMガイダンス)では、岐阜県多治見、静岡県天竜、千葉県牛久で37度以上まで上がる予想です。
猛暑は今月いっぱいか
気象庁が発表している予想最高気温が上図です。
関東から近畿を中心に、週明けにかけて、猛暑日となる所が多いでしょう。
特に名古屋、大阪、京都などは、あす26日(木)から5日連続で35度以上が予想されています。
猛暑が復活し、しかも比較的、長い期間に及びそうですから、熱中症など、健康管理に十分ご注意下さい。