【仙台市宮城野区】ドラゴンパワーがマシマシ! 参拝に行ったら仙台の「祇園さん」が色づいていた件
仙台市宮城野区・若林区を愛する号外NETライターの長谷川誠です。
寺社仏閣が好きです。街歩きをしていても「ほほぅ、こちらの御祭神は〇〇ですか。ちょっとご挨拶させていただきましょうかねぇ」「あ、こちらには五重塔がありますか。どれどれ」などといった感じで、寄り道気分で気軽に色々な所に参拝させてもらっています。
ちょっとだけでもご利益を享受したい。そんな浅ましい気持ちがないわけではありませんが、寺社仏閣に一歩踏み込んだ時に感じる、まるでゲームのセーブポイントのようにHPとMP(体力と精神力的な数値)が全回復しそうな、凛として清らかな空気。その寺社仏閣の由緒が書かれたものがあれば、それを読みながら時の流れを感じる。そんな時間が好きなんです。
ということで、今回ご紹介するのは街歩き中によく参拝させてもらっている神社。久しぶりに参拝に行ってみたら、色鮮やかに飾り付けられており、パワースポットとしてのパワーが増強されておりました。
その神社とはこちら、宮城野区岩切にある「仙台八坂神社」さんです。
八坂神社と聞いてピンときた方もいらっしゃるかもしれませんが、「祇園さん」として京都で古くから親しまれている京都祇園八坂神社を総本社とする神社なんです。【リンク:京都祇園八坂神社のHP】
由緒書によると文治5年(1190年)に高森城(岩切城の別名)の主である伊澤家景が京都の祇園から勧請した(ご分霊を祀った)のが始まりとのこと。あの伊達政宗も手厚く祭事を行っていたという、伊達家との関わりが深い神社なんです。
もちろん御祭神は京都祇園八坂神社と同じ、ヤマタノオロチ退治で有名な素戔鳴尊(すさのをのみこと)。伊達家との関わりも深いという、仙台におけるパワースポットの1つでもあります。
久方ぶりにご挨拶ができるとお邪魔した時(2024年1月19日)に、ちょっとした違和感がありました。鳥居へと続く階段の手すりに、青空のように色鮮やかな風車が飾られていたのです。
あれ? 何だろう昨年はこんな感じではなかったような…。風を受け、クルクルと回る風車を眺めながら、階段をのぼります。
おぉ…。手水舎まできてみると、さらなる驚きが。青だけでなく、白、黄色とカラフルな風車たちが出迎えてくれるではないですか。
さらに、ふと上を見上げると今年の干支、辰(龍)のオブジェが。Nフルール・ミルヴェさんとミーシャ・ケイトさんの手による「昇り龍」のオブジェとのこと。草木という自然物によって創り出された躍動的な龍。どこかジブリ映画の「もののけ姫」を思わせるような、自然への畏敬の念を感じさせてくれます。
また、鳥居の手前には宮城野高校美術科による迫力ある龍の絵。漫画「ドラゴンボール」の神龍(シェンロン)のように「さあ、願いをいえ」とでも言っているかのようです。そしてその龍の下には彩り鮮やかな傘。
先ほどのオブジェといい、辰年2024年のドラゴンパワーを強く感じさせてくれる飾りつけですねぇ。
境内の様子も気になりますが、まずはあの伊達政宗公も参拝していた本殿にご挨拶。
本殿から冠川(かむりがわ)神社へと続く道には、絵馬をさげることができるスポットがあり、さらに奥にはこちらにも豊富なデザインの傘たち。何といったらいいのでしょうか。今までの厳かな雰囲気に「和」と「ポップ」という別の色が加わったような感じです。
ということで、この日は冠川神社やお稲荷様にもご挨拶をして、無事に参拝終了とあいなりました。
いかがだったでしょうか。今回は、しばらくぶりに参拝にいったら色鮮やかな変化に驚いた「仙台八坂神社」さんのご紹介でした。気になった方は是非足を運んでみて下さいね。
●仙台八坂神社●
〒983-0821 宮城県仙台市宮城野区岩切若宮前11−7