京都の立ち呑み代表「庶民」の並びに、間口が広くて、オープンな立ち飲み居酒屋「ボクのスタンド」があります。20代前半の大学生から40代のサラリーマンまで幅広い客層で、常連さん達の楽しそうな様子がよく見えます。大混雑のお盆の最中、入店は厳しいかなと思いましたが、心優しい常連さんがスペース空けてくれて、無事に入ることができました。

ボクのスタンドの真骨頂といえば、特大サイズの焼き鳥。今回は夏バテと貧血対策で、肝系の串をチョイスしました。店長おすすめは「レバー」です。おすすめは「塩」ですが、今回はタレをオーダー。レバーは肉厚でぷりぷりで、何より驚いたのが串の大きさ。通常の串に比べて、3倍はあるのではないでしょうか？

背肝は鶏の背骨の隙間にあり「腎臓」にあたる部分です。1羽の鶏から僅かしか取れない希少部位とされ、貴重な珍味の一つです。白い部分が「卵道」で、丸くなっている部分がたまごの原型。かなり濃厚な味わいで苦みがあります。肝系の料理が好きな方には、たまらない味わいです。

最後は鶏の心臓部分「ハツ」。こちらも特大サイズです。ハツはホルモンの中でも臭みが少なく、あっさりしています。ほどよい弾力でコリコリっとした食感が特徴です。ビタミンAやBを多く含むたんぱく源で、栄養が豊富な食材として人気があります。

さすがにこのサイズ感で肝系3種類は、かなり濃厚で食べ応えが充分すぎるほどでした。

大人数で元気に楽しむより、しっぽりと語りたい人は2階へ。2階は座席になっており、大宮駅前のローカルな京都の景色を眼下にゆっくりと寛げます。

常連さんがとても親切で、店内のお客さんも明るく元気で、みんな仲良し。とても雰囲気のよい立ち呑みでした。ローカルな京都を知りたい旅行者にもおすすめです。