【目黒区】10月15日（日）に開催される上目黒郷土まつり「一心行列」、出発は中目黒駅10時からです

Chikuwa

地域ニュースサイト号外NETライター（東京都目黒区）

2023/10/10(火) 12:01

池尻大橋駅からほど近い上目黒神社。2023年で御鎮座450年を迎えるに当たり、上目黒郷土祭りとして中目黒駅から目黒天空庭園までをパレードする「一心行列」を10月15日（日）に行います。

スタートは東急東横線・中目黒駅。こちらを10時に出発し、山手通りを池尻大橋駅方面へ。上目黒氷川神社を経由しながら、最終的には目黒天空庭園のオーパス夢広場に15時頃到着して終了の予定です。

当日は約800名がパレードを行うとのこと。上目黒氷川神社の氏子はもちろん、地域の多くの方々が協力し、力を合わせ、心を一つにして行う一大行事。

各メディアも大変注目しているイベントとなっています。

上目黒氷川神社の由緒や歴史をちょこっとご紹介！

地元からは疫病退散の神様として敬愛されている上目黒氷川神社。現在の山梨県上野原市から奉遷し、上目黒の地に御鎮座し、2023年に450年を迎えます。

今回行われる「一心行列」は、御鎮座450年という節目を迎えるにあたり立ち上げたプロジェクト。地域の文化や歴史に触れ、地域の一体感を共に楽しむ行事として行われるものなのだそうです。

コロナ禍で失われた賑わいや、人同士の繋がりを取り戻すきっかけとしての「一心行列」

上目黒氷川神社の宮司である田中芳明さんにお話を伺ったところ、「一心行列」のプロジェクトは、神社御鎮座450周年を記念する行事でもあり、地域の方々との結びつきを確かなものにするためのきっかけづくりでもあったといいます。

上目黒氷川神社には地域の方が気軽に集い、
境内や神楽殿などを活用して様々なイベントを日頃から開催。
多世代が集い、交流し、常に活気あふれる地元の方々の拠り所となってきました。
しかし、コロナ禍で様相が一変。
大勢で集まること、外食を楽しむことが難しい状況が続き、
地元の商店街も含めて活気を失ってしまいました。

そんな状況の中でも感染症対策に留意しながら、地元の方々のために、境内や神楽殿などを開放し、交流の灯を消さないよう努力を重ねてきたそうです。

「一心行列」のプロジェクトがスタートしたのは2～3年前。
各町会の老若の担い手が何度も集まり、地域の多くの方々にご協力いただきながら企画を練り上げ、調整を繰り返してきました。
ここ1年ほどでようやく具体的な内容が固まり、10月15日（日）開催目前へとこぎつけてきたところです。
このプロジェクトを通して、地域の方々とともに心と力を一つに合わせて、地域のコミュニティを力強く再生し、街に活気を呼び戻し、より一層元気に出来たらよいなと考えています。

2023年は目黒区内の各神社でも例大祭が例年通り行われ、また、区内でも最大規模で行われる「目黒区民まつり」「自由が丘女神まつり」などのイベントも大勢の方で賑わうなど、かつての活気を取り戻しつつあります。

今回の「一心行列」でも大勢の方々の努力が実り、心躍るような賑わいを街にもたらしてくれるのではないでしょうか。

上目黒氷川神社御鎮座450周年、上目黒郷土祭り「一心行列」の概要

上目黒氷川神社協力の元、上目黒郷土祭り一心行列実行委員会主催で行われる「一心行列」。

駒澤大学吹奏楽部ダッキーズマーチングバンドを先頭に、各少年団、目黒石川県人会による金沢甲冑武者、目黒区長を乗せたオープンカー、猿田彦・神職、馬に乗った上目黒氷川神社宮司・田中さん、町内会の神輿・目黒囃子など、総勢800人あまりが勇壮に、華やかに、山手通り、玉川通り（国道246号線）を行列する予定です。

山手通り沿いには「一心行列」の幟が設置され、行列が通るルートが示されていました。

「一心行列」当日の予定を記載したプレスリリースをいただいたので、行列が通る場所と時間帯の目安、見どころをお伝えします。

中目黒駅を10時に行列が出発、山手通りの1車線を占用して行進
10時40分頃に焼肉「洙苑」辺りで第一休憩
11時40分頃に「目黒東山ビル」前辺りで第二休憩
12時40分頃に「ライフ目黒大橋店」がある大橋交差点付近で「神輿させ（各神輿を上へ高く上げる、勇壮なハイライト）」
13時15分頃に「オーパス夢ひろば」到着
13時30分頃にパレード閉会式
15時頃に神輿解散式
16時頃解散、閉会予定

行列の見どころはなんといっても、13時前後に行われる「神輿させ」。そして、閉会式では旧加賀藩前田家第18代当主・前田利祐（としやす）さんがご挨拶されるとのことでした。

上目黒郷土祭り一心行列概要
【開催日時】2023年10月15日（日）10時～15時
※雨天決行
後援：目黒区
協力：警視庁目黒警察署／目黒消防署／目黒消防団／駒澤大学吹奏楽部ダッキーズマーチングバンド／目黒交通少年団／目黒区海洋少年団／目黒消防少年団／目黒石川県人会／目黒囃子上目黒保存会／トヨタモビリティ東京株式会社／あおば医院／中目黒駅前商店街振興組合／池尻大橋駅前商店会／駒場東大前商店会／特定非営利活動法人大橋エリアマネジメント協議会／駒場町会／氷川台町会／上八北自治会／上八町会／東山三丁目自治会/東山自治会／北野神社／青葉台日向町会／新上六町会／上一東町会／上三町会
特別協力：上目黒氷川神社
主催：上目黒郷土まつり一心行列実行委員会
公式サイトはこちら≫
※「一心行列」についての問合せは、上目黒郷土まつり一心行列実行委員会まで。公式サイトに問合せフォームがあります。

「ひとつ心に力を合わせて」行われる「一心行列」

「一心行列」というイベントのタイトルは、神事の際に読み上げる祝詞の中にある「ひとつ心に力を合わせて」という一文に由来するものなのだそうです。

かつては江戸の外れの村の一つだった旧上目黒ですが、現在は山手通り・玉川通り・首都高速道路の大橋ジャンクションが交わる、大都会へと変貌。

明治期以降、現在の10町会に分かれて以来、1つの村として行事を行うことが途絶えてきたそうです。また、現在は上目黒氷川神社に合祀されている中目黒の北野神社の氏子とも、同じ旧上目黒村の一員として心を一つに行う初めての行事となるとのこと。

上目黒氷川神社御鎮座450年を迎えるに当たり、まさに「ひとつ心に力を合わせて」の連合行列として、地元の方々の心に深く刻まれる、歴史的なイベントといえそうですね。

宮司の田中さんはからは以下のようなコメントをいただきました。

上目黒は古くからお住まいの方、新しくこの街へ移住してきた方、お勤め先として通ってきている方などが行き交い、めぐるましく変化しつつも、人同士の温かい繋がりが残る地域でもあります。
「一心行列」が過去・現在、そして未来へと思いを繋げられる行事となり、地域への愛着や誇りを高め、次の50年後へと繋いで行ける1日となれば幸いです。