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大谷翔平は41本目を打つと「ドジャースのシーズン本塁打歴代トップ10」にランクイン。1位は49本

宇根夏樹ベースボール・ライター
大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)Aug 23, 2024(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 8月23日、大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)は、4回裏の二盗でシーズン40盗塁に到達し、9回裏のサヨナラ・グランドスラムで40-40を達成した。

 ドジャースで1シーズンに40本塁打以上は、大谷が延べ15人目だ。現時点では、1997年のマイク・ピアッツァらとともに、ドジャースのシーズン本塁打ランキングの歴代11位タイに位置している。シーズン41本目のホームランを打つと、1953年のロイ・キャンパネラに並び、歴代10位タイとなる。

筆者作成
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 大谷は、ロサンゼルス・エンジェルス時代に、シーズン40本塁打以上を2度記録している。2021年が46本塁打、2023年は44本塁打。こちらは、エンジェルスの歴代2位と4位だ。今シーズンの本数がそれらと同じだと、どちらもドジャースの歴代4位となる。トップ3にランクインするには、自己最多を塗り替える必要がある。

 その可能性は、大いにありそうだ。ドジャースのレギュラーシーズンは、あと33試合が残っている。大谷は、ドジャースの直近33試合、97試合目~129試合目に、11本塁打(と17盗塁)を記録している。

 また、ここから7本のホームランを打ち、シーズン47本塁打に到達すると、通算本塁打は218本。シンス・チュー(現SSGランダース)と並び、メジャーリーグで最も多くのホームランを打ったアジア出身の選手となる。

 ちなみに、シーズン40盗塁は、ドジャースの歴代50位タイに位置する。トップは、1962年に104盗塁のモーリー・ウィルスだ。現ドジャース監督のデーブ・ロバーツは、2002~03年にドジャースで2シーズン続けて40盗塁以上。それぞれ、45盗塁と40盗塁を記録した。他チームも含めると、ロバーツのシーズン40盗塁以上は3度を数え――シーズン二桁本塁打は皆無――サンディエゴ・パドレス時代の2006年は、50盗塁にリーチをかけた。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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