更年期以降は「悪玉コレステロールの増加」に注意?-女性ホルモンと体の変化!-
ご覧頂きありがとうございます。
おがちゃん先生です。
今回は「更年期」と「悪玉コレステロール」について解説していきます。
今回の目次
- 更年期とは?
- 更年期と悪玉コレステロール
- 悪玉コレステロールが増えるとどうなる?
- 悪玉コレステロールを減らそう!
- 最後に
[1]更年期とは?
更年期とは、閉経を挟んだ前後約5年(計約10年)のことです。
個人差はありますが、閉経の平均が約50.5歳のため、45〜55歳頃が更年期の目安になります。
閉経とは、月経(生理)が停止すること。
[2]更年期と悪玉コレステロール
主に卵巣から分泌される女性ホルモン(エストロゲン)は、女性生殖器や乳房だけではなく、様々な臓器に関与しています。
そのなかの1つとして、肝臓に対して、悪玉コレステロール(LDL-C)の合成を抑制するといった作用があります。
しかし、更年期以降では悪玉コレステロールが増加します。
これにより悪玉コレステロールが体内に増えやすくなります。
[3]悪玉コレステロールが増えるとどうなる?
悪玉コレステロールが増えると、血管の壁にコレステロールが溜まり、血管の老化(動脈硬化)が進行します。
例えば、足の血管の老化が進行すると、血流が悪くなり、足のしびれ・冷え・痛みなどが起こることがあります。
「血管の老化」が進むことで起こる具体的な不調は下のようなことがあげられます。
- 心臓の不調…胸の痛みなど
- 腎臓の不調…尿毒素が体に溜まってしまうなど
- 足の不調…足のしびれ、痛み、冷えなど
- 目の不調…視力低下、飛蚊症など
- その他…神経の障害、脳の障害など
[4]悪玉コレステロールを減らそう!
悪玉コレステロールを増やさないための生活習慣として、下のようなことがあげられます。
- 肉の脂身を摂り過ぎない
- 野菜や果物をしっかり食べる
- スナック菓子を食べ過ぎない
- 青魚やオリーブオイルに多く含まれる不飽和脂肪酸(DHAなど)を摂る
- 適度に有酸素運動を行う…激しい運動はあまりおすすめしません
- 食物繊維をしっかり摂るなど
[5]最後に
悪玉コレステロールが増えるのは生活習慣なども関係していますが、更年期以降による女性ホルモンの減少も1つの原因となります。
そのため、特に更年期以降の方は上記のような生活習慣を意識してみましょう。
下の動画では女性ホルモンと内臓脂肪の関係を解説していますので、ぜひご覧ください。
最後までご覧頂きありがとうございました!