〔訃報〕ジャズの伝統を受け継いだトップ・トランペット奏者、ルー・ソロフさん逝去
ニューヨークの音楽シーン最前線で活躍し、日本でもマンハッタン・ジャズ・クインテットやマンハッタン・ジャズ・オーケストラでの演奏で人気を博したルー・ソロフさんが亡くなりました。享年71歳。
ルー・ソロフさんは1944年ニューヨーク生まれ。14歳でトランペットを始め、ジュリアード音楽院を卒業後、68〜73年にブラス・ロックを代表するスーパー・バンド“ブラッド・スウェット&ティアーズ”に参加。ギル・エヴァンスのオーケストラにはギルが亡くなる88年まで参加してそのサウンドを支えました。84年結成のマンハッタン・ジャズ・クィンテットでも人気を博し、来日も多数。
ボクは5年ほど前の来日時にインタビューをする機会があり、伝説的とも言える彼の貴重な“ジャズ史”の一部に触れることができました。そのときのもようをこちらのサイトにアップ(再掲)しています。
〔追悼〕2010年夏_ルー・ソロフ『スケッチ・オブ・スペイン〜マイルス・デイビス&ギル・エヴァンスに捧ぐ〜』インタビュー
ご冥福をお祈りします。