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【町田市】日本神話の世界へ迷い込んでしまった?神社の名称「ぬぼこ」は神々の武器を意味する剣

tamamim旅するフォトライター(町田市)

玉川学園前駅南口、駅前の大きな道路を横切り坂を登った辺りは住宅街。住宅街を歩いていたら、不思議な空気を漂わせる一角が目に入りました。

目に入ったのは「ぬぼこ山本宮」と不思議な名前が書かれた提灯

ジブリの世界のような、日本神話の世界のような、日本昔ばなしに出てきそうな雰囲気があり、中へ一歩足を踏み入れるのを躊躇うほど。しばらく佇んで様子を見ていましたが、最後は好奇心が勝ち、思いきって中へ入ってみることに。

後で調べて知りましたが、ここは【瓊寶庫山本宮(ぬぼこやまほんぐう)】昭和8年(1933年)に創建された由緒ある神社です。

【瓊寶庫山本宮(ぬぼこやまほんぐう)】のご祭神は6つ。

  • 素盞鳴尊/須佐之男命(すさのお)
  • 大国主命(おおくにぬし)
  • 伊勢津彦尊(いせつひこ)
  • 天御中主命(あめのみなかぬし)
  • 高皇産霊神 (たかみむすび)
  • 神御産巣日神(かみむすび)

ご利益は<厄除、除災招福、健康成就、商売繁盛、病気平癒、起業成就、良縁祈願 他>といわれています。

中へ一歩足を踏み入れると、細くて長い道が奥へ続きます。見やすいように写真を少し明るく編集していますが、昼間でも少し薄暗い。

竹林の間に道があり、見上げると、空を覆うように笹の葉が。

後ろを振り返るとこんな感じです。夜は灯りが灯されるのでしょうか。

鬱蒼と茂る竹林の中を進むと、明るく開けた場所が見えてきました。ここまで長く感じましたが、徒歩で数分と僅かな距離です。

通路の左側は賑やかに車が通る道路があり、これまでおそるおそる進んでいた自分が恥ずかしくなりました。下を見下ろすと歩道を歩く人もいて、ほっと安心します。

ここまできて気になるのは「ぬぼこ」の由来です。

日本最古の書物「古事記」には、天上の国「高天原」や黄泉の国、神様などが登場します。最初の神様と言われる「造化三神」は、ぬぼこ山本宮の御祭神である、アメノミナカヌシ・タカミムスビ・カミムスビの3柱と言われています。

「造化三神」誕生の後、「別天津神」や「神世七代」が生まれ、「神世七代」として最後に生まれたのがイザナギとイザナミです。イザナギとイザナミは高天原の神々から譲り受けた矛(御剣)で海をかき混ぜて日本列島を作りました。日本列島を作った矛は「天の沼矛(あめの ぬぼこ)」と呼ばれています

少し近寄りがたい厳かな空気は、由来に関係しているのかもしれません。小さな通路を抜けた先には、穏やかに小さなお社が建っていました。

【瓊寶庫山本宮(ぬぼこやまほんぐう)】
住所:東京都町田市玉川学園7丁目8-15
電話:042-725-8503
駐車場:なし
アクセス:小田急線玉川学園前駅南口から徒歩約4分
URL:ホームページ

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旅するフォトライター(町田市)

旅ブログ「旅とカメラと日々の雑記帳。」にて旅のお役立ち情報を発信中。渡仏歴17回フランスの田舎を巡り暮らすように旅することも。Nikonのミラーレスカメラを愛用。行ってみたいと思えるような町田市の魅力をお届けいたします。第57/59富士フィルムフォトコンフォトブック部門優秀賞受賞。2024年2月/3月度MVA受賞。

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