世界中で騒動が起きているBTS(防弾少年団)。2019年も“渦中の人物”であり続けるか
2019年もBTS(防弾少年団)は、話題の中心にいるようだ。
昨年は“原爆Tシャツ”がきっかけで、『ミュージックステーション』出演が見送りになり、日本でも大きく話題となったBTS。結果的にK-POPファンはもちろん、そうでない人にもその名は広く知れ渡った。
年末には「世界で最もハンサムな顔」に
年末には、BTSメンバーが「世界で最も美しい顔100人」の男性版といえる「世界で最もハンサムな顔100人」で上位に入って注目を集めた。ジョングクとVが、それぞれ2位と5位に入っている。日本人のランクインは寺田拓哉の52位が唯一だった。
女性版でも韓国人が14人もランクインしていたが、男性版でも韓国勢が多かった印象がある。
(参考記事:【PHOTO】「世界で最も美しい顔100人」発表。韓国芸能界から選ばれた美女、一挙全公開!!)
そんなBTSは年が明けても、注目の的といえそうだ。しかもその注目度は文字通りワールドワイド。世界各地で何かと話題になっている。
例えば、数日前にはロシア南部にある2つの映画館がBTSのコンサート映像の上映を中止に追い込まれたことが日本でも報じられた。なんでもイスラム教グループがBTSメンバーを「男らしくない」うえに「同性愛者」と決めつけ、上映中止を訴えたことがきっかけだったという。
なんとも不条理としかいえないが、BTSがロシアでも知られる存在であることの逆説的な証明でもあるだろう。
ロシアに続き、ギリシャでもBTS騒動
興味深いのはロシアだけでなく、ギリシャでもBTSにちなんだ騒動があったことだ。
韓国のスポーツ新聞『スポーツソウル』によると、とあるギリシャのテレビ番組の女性司会者がBTSを侮辱したという。
(参考記事:「韓国人男性はみな不細工」発言でギリシャの女性タレントに非難殺到。BTSを侮辱か)
その女性司会者は、前出の「世界で最もハンサムな顔」でランクインしたジョングクやVらBTSメンバーの名前を挙げながら、「女のような顔だ」「すべての韓国男性は不細工だ」などと人種差別ともいえる言葉を続けたらしい。
当然ながらファンの不満が爆発し、抗議が殺到。その女性司会者は自身のSNSを通じて「侮辱的だと感じた人たちに申し訳ない」と謝罪する事態となった。その後、彼女はSNSにBTSの応援映像まで上げたというのだから、なんとも言えない。
ロシアとギリシャの件は、BTS自身になんら落ち度がないだけに、彼らにとってははた迷惑な話かもしれないが、スターの宿命かもしれない。振り返れば12月には、ベトナムのとある高校の試験問題にBTSが出題されたとの報道もあった。
アメリカで証明した世界的な存在感
年明け早々から、さまざまな騒動で注目されているBTSだが、吉報もある。
1月8日にアメリカの音楽情報サービス「バズアングル・ミュージック」が2018年に全米で最も売れたアルバムランキングを発表したのだが、歌手別アルバム販売量でBTSが2位に輝いたのだ。
それによると、BTSの総販売量は60万3307枚に上るという。「ビルボード200」で1位を獲得したアルバム『LOVE YOURSELF 轉'Tear'』は21万2953枚、『LOVE YOURSELF 結'Answer'』は19万9865枚も売れた。
ちなみに1位はエミネム(75万5027枚)で、3位はクリス・ステープルトン(57万7287枚)。錚々たる顔ぶれのなかで、BTSはあらためて存在感を示したといえるだろう。
音楽界はもちろんながら、経済界やファッション界にも影響を与え続けているBTS。
(参考記事:“GUCCIボーイ”BTS、“人間シャネル”のジェニー。韓国で注目を集めるブランドスターたち)
来る1月12~13日にはナゴヤドームから日本ツアーを再開させる。今年も最も注目が集まるK-POPボーイズグループであることは間違いない。