【市川市】南大野「こざと公園」葦の群生。金色に輝く穂が見ごたえあり。
暑かったけど短かった夏。近頃では朝晩もめっきり冷え込んですっかり秋の様相。
市川市は南大野にある「こざと公園」。正確にはこざと北公園と南公園に分かれていますが、周辺住民にはおなじみすぎる存在。付近にはマルエツやブックオフ、餃子で有名なひさご亭などがあるこの一角。
公園は市川市役所の大柏出張所の前の目にある調整池を囲むように周回路がある、いわば住宅街のオアシス。園内には桜の木が植えられており春にはちょっとしたお花見スポットとして、5月にはこいのぼりが一斉にたなびいたりと、さりげなく旬を感じることができる身近なスポットです。さらに、白鳥や白鷺などの多くの野鳥が飛来する場所となっているなかなか捨て置けない存在です。
その、こざと公園。この時期調整池内に群生する葦の穂が黄金色に実りなかなかの見ごたえなのです。都会で葦の穂の群生ってなかなか見ることができないなと、改めて思いませんか。この時期に咲く彼岸花や10月のコスモスなどにくらべると正直地味ではあります。しかし秋風にたなびく穂の群れを観ると、どこか暑かった夏から秋へと移り行く、そこはかとないさみしさに似た「和」の趣を感じるような気がしてきます。
調整池には、悠々と泳ぐ鯉の姿も。カメラを片手に葦の穂を撮影する人影もちらほら。四季のある国の風情を見つけてみませんか。
【こざと公園】
住所:市川市南大野2丁目