あす7日(木) 東北は日本海側中心に冬の嵐 暴風・猛吹雪に警戒を
年越し寒波以来、東北の日本海側では雪が続いていて、きょう6日(水)現在で平年の数倍の雪が積もっている所もあります。
きょうはようやく雪の降り方が弱まりましたが、あすは再び雪・風が強まって冬の嵐になりそうです。
爆弾低気圧が東北を通過
きょうは大陸から高気圧が張り出して東北地方の雪は弱まっていました。宮城県においても、穏やかに日差しが降り注ぎましたが、既に日本海には2つ低気圧が発生しています。
これらの低気圧が、あす夜にかけて急速に発達しながら東北地方を通過していきます。一般的に、中心気圧が24時間で20hPa以上下がるものを爆弾低気圧と呼んだりしますが、あすの低気圧はこれに該当する発達をする予想です。
爆弾低気圧の接近に伴い、あす午後は東北地方の日本海側を中心に雪の降り方が強まる見込みです。既に多くの雪が積もっていますが、日本海側ではあす夕方までの24時間でさらに40cm前後の雪が降り、その後もさらに雪の量は増える見込みです。
また低気圧が近づく午後は風が強まります。瞬間的には35m/s前後という暴風が吹き荒れ、雪も加わって猛吹雪となるおそれがあります。日本海側では大雪・猛吹雪に警戒してください。
宮城県も荒れた天気に
太平洋側の宮城県では、日中は一旦晴れて寒さも緩みますが、夕方以降はやはり爆弾低気圧の影響を受けます。
午後、西部の山沿いでは雪が強く降るようになって積雪が一気に増えそうです。また平地では午後は南西からの風が強まり、宮城県においても瞬間的には25m/s前後の暴風が吹くおそれがあります。強い風によって交通機関などにも影響が出るかもしれません。暴風・吹雪に注意・警戒が必要です。
低気圧通過後はまた強烈な寒さ
そもそも低気圧が発達するエネルギー源は南北の温度差です。今回、低気圧がこれだけ発達するのは、後ろにそれだけ強い寒気が控えているためで、その寒気が8日(金)に流れ込んできます。
宮城県においては、内陸では最低気温-15度前後という強烈な寒さが再びやってきそうです。
先月中旬から断続的にやってきている寒波は、ひとまず今回のものでおしまい。来週以降はここまで極端な寒さになることはしばらくなさそうですが、まだ今週いっぱいは引き続き水道・路面の凍結などにもご注意ください。