土日は広範囲で雷雨に警戒!猛暑日と熱帯夜は少なくともお盆まで続く見通し:気象予報士解説
3日は前線上の低気圧が北海道日に近づき、道北を中心に雨の量が多くなるだけでなく、この低気圧に対応した上空の気圧の谷が通過する影響で、本州付近も広く大気の状態が不安定となりそうです。
このところ夕立に遭わずに済んでいた地域でも、3日は突然の雷雨になるおそれが。しかもこの状況は4日(日)にかけて続き、土日ともに山や川のレジャーは十分注意が必要です。
久しぶりに広範囲で「雷を伴って激しく」
3日は北海道では断続的に雨が降り、特に日本海側北部では警報級の大雨となるおそれがあります。
晴れ間の多い本州付近でも、午後はあちこちで突然雨が降り出すところが多くなりそうです。
気象庁の予報文では久しぶりに30もの府県で「雷を伴って激しく」雨が降るという予報が出ていて、急な天気の変化には注意が必要。
発雷確率は関東甲信・東海・近畿・中国地方で特に高くなっています。
夏休み中の土日ということもあって山や川のレジャーに出かける人が増えるタイミングではありますが、山ではちょっとした斜面やくぼみが急な雨で川のようになってしまうこともありますし、川では自分のいる場所で雨が降っていなくても上流で降ることによって急激に増水することがあります。
「まだ大丈夫」と思わずに安全第一で過ごしてください。熱中症対策も忘れずに!
週間予報も、2週間気温予報も、とにかく暑い
このさき週間予報で見ることができる来週9日までの気温も、そして気象庁の2週間気温予報で見られるお盆までの気温も、とにかく暑さが続く見通し。
東京や名古屋、大阪、福岡といった主要都市を中心に、各地で日中は35度前後の猛暑、夜は25度を超える熱帯夜がつづきそうです。
なお、天気予報は圧倒的に晴れマークが多くなっていますが、現在南の海上をウロウロしている低気圧が熱帯低気圧ひいては台風として発達する可能性がまだ残っているため、予報はこまめに確認するようにしてください。
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