2024年の新成人は106万人
・2024年1月1日時点で辰(たつ)年生まれの人口は1005万人、新成人の人口は106万人。
・新成人の総人口比は0.86%。
・新成人の数はおおよそ減少中。
新成人は106万人
総務省統計局は2023年12月31日、2024年1月1日現在における「辰(たつ)年生まれ」の人口と「新成人」の人口の推計データを発表した。それによると辰(たつ)年生まれの人口は1005万人で、新成人の人口は106万人との推計となった。
2022年4月1日、成年年齢を20歳から18歳に引き下げることを内容とする、民法の一部を改正する法律(平成30年法律第59号。以下「改正法」)が施行され、成人年齢は18歳となっている。グラフでは2023年までが20歳、2024年以降は18歳の値を反映させている。
新成人の人口推移を見ると、グラフ左側にある1970年が一番多い。これは第一次ベビーブーム世代が成人に達したのが原因。その後減少を続けているが、1980年以降再び増加に転じ、第二次ベビーブーム世代の人が成人に達する1995年前後にピークを見せる。その後減少傾向を再開し、今はそれが継続中の状態にある。
今回発表された2024年の新成人106万人は、値が公開されている1968年以降においては過去最少。新成人の総人口比は0.86%で、こちらも過去最少。
グラフ上、1987年に大きなへこみが生じているのが目にとまる。これは昭和41年・丙午(ひのえうま)年生まれの人が成人した年。いわゆる「丙午信仰・迷信」により出産数が極端に少なかったことに起因するもの。これが主な原因で、十二支では丙午生まれの人口がもっとも少なくなっている。このように視覚化すると、ここまではっきりとした動向が確認できる次第である。歴史的事実として覚えておくとよいだろう。
辰(たつ)年生まれは1005万人
2024年は辰(たつ)年。その辰(たつ)年生まれの人口は1005万人で、そのうち男性は488万人・女性は517万人。総人口1億2413万人に占める比率は8.1%。出生年別に見ると、2024年中に48歳になる昭和51年(1976年)生まれの人が180万人でもっとも多い。次いで多いのは昭和27年(1952年)生まれの人と昭和39年(1964年)生まれの人で163万人。また辰(たつ)年生まれの人口は十二支の中では9番目に多い人数となっている。もっとも多いのは丑(うし)年生まれで1113万人。
2024年の前年からの減少度合いが大きなものとなっているが、これは20歳よりは19歳、19歳よりは18歳の方が人口が少ないのが一因(少子化が進んでいる)。2023年は20歳、2024年は18歳の値を用いているため、急激な減少に見えている次第である。
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(注)グラフ中の「ppt」とは%ポイントを意味します。
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