【名古屋市千種区】まさか合掌造りの建物が!?「東山植物園」が、日本の原風景すぎる件
都会のイメージが強い名古屋で、日本の原風景に出会えることは、ご存知でしょうか?
今回は、その噂を確かめるべく、現地を訪れてきましたので、その様子を少しレビューしてみたいと思います。
日本の原風景が見られるという噂の場所は、シャバーニという名物ゴリラのいる「東山動植物園」にあるとのこと。東山スカイタワーが目印になっています。
コアラをはじめとして可愛い動物がたくさんいる動物園も巡りたいのですが、わき目もふらず、植物園へ。
植物園の門をくぐること徒歩約5分。なにやら立派な門構えの屋敷が出てきました。
宗節庵(そうせつあん)という、四畳半座敷と、立礼席から成る茶室建築です。2012年に、市内在住の方の私財でお茶室が寄付されました。
近年は和装フォトウェディングのロケーションとして人気となっています。
そして、さらに奥へ進んでいくと、「奥池」へ到着します、するとなんとそこには、大都会の中にあるとは思えない、風情ある"日本の原風景"が広がっていました。
池の周りを美しい森林が囲み、そこに加わる水車、そして「合掌造りの家」が織りなす景観には、思わず目を奪われてしまいました。
見渡す限り緑に包まれる空間は、最高に気持ち良いです。
実は、この「合掌造りの家」は、昭和31年に岐阜県白川村から鳩ケ谷ダム建設に伴う水没を避けるため、名古屋市に寄贈されたという歴史があります。
つまり、名古屋市内で合掌造りの家に親しむことができる貴重な建物なのです。トレードマークである茅葺屋根も健在!
認定地域建造物資産に指定され、知る人ぞ知る名古屋の憩いの場となっています。
なお、そんな「合掌造り」の建物ですが、館内に入ることも可能。軒下で開かれている体験講座が日常風景です。
障子からは建物の周囲を彩る、鮮やかな自然景観を眺められます。緑が美しいですが、季節によって花が加わることも!また、紅葉の時期も見事です。
思わず時間を忘れて、ゆっくりと寛いでしまうでしょう。
また建物の近くには「音風景百選」の碑があります。ここでは東山植物園に生息する野鳥の声がBGMのようです。
ということで、日本の原風景たる趣を、存分に味わうことができた「東山植物園」。癒されること間違いなしなので、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか?
<東山動植物園>
住所:愛知県名古屋市千種区東山元町3-70
営業時間:9:00~16:50
休園日:月曜
電話番号:052-782-2111
入園料:大人(高校生以上)500円 ※中学生以下は無料
アクセス:地下鉄東山線・東山公園駅より徒歩5分