【都城市】メンチのまち都城を食べ比べしました!
2022年に始動した「都城メンチプロジェクト」。地元のテレビなどでも多く特集されているので、ご存知の方も多いのではないでしょうか?私はメンチカツというとコロッケよりはおかず感の強いイメージで、どことなく「リッチなおかず」という印象があります。お肉をまんま食べるのとは違う、独特の食べ応えがたまらないんですよね!そんな「メンチカツ」をなぜ都城市は推し始めたのでしょうか?
都城市といえば、日本を代表する畜産王国。農業産出量は牛、豚、鶏ともに日本一を誇ります。これは物凄い事です。それだけの命を毎日頂いている私たちですが、豚肉を精肉する際にどうしても余ってしまう部位があり、旨味が強いのにも関わらず扱いが難しい部位がありました。それを勿体ないとメンチカツにした所、旨味、甘みが出てとても美味しかったことから、「都城メンチ」が誕生。畜産王国のすべては「命」。無駄なく、心から感謝して頂くことがとても大切です。
そんなストーリーのある都城のメンチカツを思い切り楽しんでみたい!そう思った私は今回、教本「都城メンチ」を読みこみ、久しぶりの道の駅NiQLLにやってきました。読み込みすぎて、口がすでに「メンチカツ」です。だいぶお腹が空いてきました。これを読んで下さる画面の向こうの皆様のお口もメンチカツになっておりませんか?そうなると、もうおかず決定ですね。
平日の夕方だったこともあり、比較的空いていたのでじっくり見て歩きやすい空間でした。前に来た時もそうでしたが、ニクルはいつ見てもピカピカしている印象です。清掃の方のお陰でしょうか。都城の顔と言っても過言ではないニクルですから、本当に清潔な館内の維持に感謝です。
さてニクルには、その名を冠した「NiQLLメンチ」を買いに来たのですが、思いもよらず多くの有名メンチが揃っていたので、ここで買える分を食べ比べしてみることにしました!それにしてもこのラインナップは凄い。全て買いたかったのですが、どう考えても食べきれないので、今回は選抜で行くことにしました。これは第二弾をしないといけませんね…。
いざ食べ比べするよ!
まずは「NiQLLメンチ」を食べてみます。パッケージの鮮やかさも目を引きます。
こちらが原材料。今回購入したメンチカツの中で唯一牛肉の割合が多いメンチカツになります。原材料に記載されているものは、使った量の多い順に並んでいるので、一番最初に牛肉があるという事からも、都城産牛肉のうまみを強く感じられるのではと、期待が高まります。
じゅわじゅわと揚げていく中で、NiQLLメンチは一番形が崩れにくかった印象です。甘みを感じる味付けはお子様受けも良さそうな優しさもありつつ、一口目から牛肉食感も香りもしっかりと感じます。
時折見つけるシャキシャキのキャベツがアクセントとなっており、他と比べて少し小さ目ながらも十分に食べ応えがあります。味付けがしっかりしているので、ソースなどが無くてもOKかと思います。牛肉のメンチ!という感じが強くて、とても美味しかったです。
●道の駅 NiQLL●
・都城市都北町5225-1
・0986-38-5529
・9:00-19:00(直売所)
・元日、1・4・7・10月の第3月曜日 (店休日)
・NiQLL Instagram
ホームページもありますのでぜひご覧ください!
お次は河中農園さんの「きみ恋メンチ」です。あちらこちらでお見掛けするインパクトある「きみ恋卵」の自動販売機は、なんと河中農園さんの卵だったのですね!
原材料を見ると、自慢のきみ恋卵と4種類のハーブを食べて育った「クイーンハーブ豚」を使ったメンチカツということが分かります。素敵なお名前の「クイーンハーブ」とは、4種類のハーブと霧島の地下水で育てた豚で、脂が甘く臭みのないしっとりとした肉質が特徴なのだそうです。なんとお上品な名前の豚さんでしょう。
パッケージの外に書いてあった通り、しっかりと塩味の効いたメンチカツなので、そのまま召し上がっても物足りなさはありません。濃いめの味付けなので、おかずはもちろんですが、おつまみとしてもお役目を果たしてくれること間違いなしです!でも、飲みすぎちゃうかも知れませんね。
オイスターソースが効いていて、食べながらその風味とコクを感じます。他にはない後味で、これは個性的でとても好きです。
続きましてはこちら。大杉しいたけ園の大きな椎茸が目を引きます。その大きさは個体差はありますが6~7cmはあるんじゃないかと思います。子どもの手のひら程は十分にあるかと思います。「でけぇ!」って声が出ました。
原材料はこちら。大杉しいたけ園さんは、以前しいたけ餃子を食べたことがあったので、そのぷりぷりとした旨味を知っている分、期待が高まります。
十字の切り込みが椎茸らしくて可愛さすら感じます。こちらのメンチカツはなによりも、先ず口に含んだ瞬間に豊かな椎茸の水分が溢れ、肉厚の椎茸の香りや食感と共にダイナミックにメンチカツを楽しめるのが最大のポイント。めっちゃうまい!
私はそのままでも美味しかったのですが、もしかしたらソースが欲しい人もいるかなという味具合。そしてもう一つの特徴として、他と違ってお肉がほんのりサーモンピンク色!原材料を見ていただくと分かるかと思うのですが、なんとケチャップが使われているんです!ほかにもキクラゲやウスターソースが入っているので、他社さんとは異なる椎茸を存分に引き立てる味付けになっています。しかも具沢山。中華風かと言われたらそんなこともないし、和風かと言えば和風にも振り切っていない、ぜひこの唯一無二の美味しさをご体験ください。
●大杉しいたけ園●
・都城市山之口町山之口1809
・0986-57-2536
・8:30-17:00
・日曜日 (店休日)
・大杉しいたけ園 Instagram ホームページもぜひご覧ください!
最後はこちら。ピンクの可愛らしい豚さんが目を引く福ちゃんポークさんのメンチカツ。個人的にこの豚さんのペロンとした顔が凄く好きです。
原材料は上位には玉ねぎとキャベツが来ています。こちらのメンチカツは、口に含んだ時の優しい甘みにホッとする味が印象的でした。玉ねぎの仕事でしょうか?砂糖の甘さというよりも自然な甘さなので、お子様も喜んでくれそうな味つけだと思います。
そのふんわりとした甘みも特徴的なのですが、私が食べ比べしてもう一つ感じたのは、その甘さと相反する生姜の良い風味!鼻をふっと抜ける清涼感のある香りが、全体的に優しい味わいをキリっと引き締めています。とはいえ、全面に出てくる感じではないので、老若男女食べやすい味かと思います。家族みんなが食べやすいかで言うと、この中では1番かも知れません。
●福ちゃんポーク●
・都城市都原町26-3
・0986-23-1203
・11:00-19:00
・日曜日、祝日、お盆、年末年始 (店休日)
・福ちゃんポーク Instagram
今回はニクルで出会った中から食べ比べしてみましたが、あくまで当社比なので、ぜひ皆様にも「お気にメンチ」を作っていただけたら嬉しいです。冊子を読むと、もっと多くのお店がメンチカツの商品を作っておられるので、ぜひ日常のおかずの選択肢にもメンチカツを選んでみてください。
テイクアウトだけでなく、飲食店でも個性豊かなメンチカツを提供されていました!ぜひ最高にアレンジされた揚げたてメンチカツも食べたい!あの冊子は寝る前に読んじゃダメですね。お腹が空いて大変なことになります(私の場合)。
多くの魅力がある都城市。市民の私たちがもりもり食べる事からメンチカツの知名度が加速すると良いですね!宮崎の餃子に続けるといいなぁ。