【都城市】神秘的スポットは想像以上に絶景だった件
秋の都城を知るべく色々と調べていると、とても興味深い場所を発見。地図上では「高崎木場城史跡公園」。読み方は「コバンジョウ」。「ん」何がどこから来たのか。日本語の不思議ですね。その木場城、何が魅力的だったかというと、そこから見える絶景が物凄かったのです!
ナビに沿って向かうと、小さな案内が所々に立っているのを見つけます。
すると左手にぼんちくんを発見。「木場城跡」としっかり標識があるので安心します。サムネイルの絵もこの入口にあります。独特で魅力的なタッチですよね。
入口には鳥居。神社があるそうです。気持ち一礼して車で前進していきます。
なかなか狭い道なので、若干不安になってきます。
すると突然開けた場所に出て、駐車場が出現。とても静かで空気が澄んでいるように感じます。ぶ~んという蜂の羽音や鳥のさえずり、近隣の農作業の音、なんだか心が穏やかになるのを感じます。
こちらはキャンプ場としても使用できるようで、電線もひかれていました。思っていたよりも綺麗だったので、整備はされているのかも知れません。
ふと目を向けると、まだ車で登れる道が続きます。この日は少し歩きたかったので、降車してチャレンジ。結論。結構キツイ。見たより勾配があるぞこれ。
神社も行きたかったのですが、この日は思っていたよりも草が伸びていて軽装で来てしまった為、マダニや転倒などの安全を考慮して今回は見送ることに。物凄く気持ちよさそうな遊歩道が広がっていたのでちょっと後悔。
芙蓉がとても綺麗に咲いています。まだ蕾が沢山あったので、これから咲いてくるのではないでしょうか。蜜蜂が一生懸命蜜を集めています。最初に聞こえた羽音はココにいらっしゃる蜂さんだったようですね。
ちょっと息切れしつつ頑張っていると、開けた場所に到着。再びぼんちくん登場。この木場城の歴史が書いてあります。たまにはこういう史跡を学ぶのもいいですね。1571年伊東義祐の家臣 伊東加賀守が城主となった山城だそうです。想像よりもだいぶ広い。当時の交通の要所でもあった「観音瀬」を見下ろせる場所に位置します。
城郭、曲輪など用語の説明もあるので歴史音痴でも「へぇ~!」というくらい勉強になります。これ、歴史大好きな方は尚更テンション上がるんじゃないでしょうか?
所々に水飲み場あり。あまり使われていないようなので、私は使用せず。飲みたくなる程にいい汗はかけます。秋の運動に本当おすすめ。
歩いていると展望台らしき場所を発見。でも、この手前の階段が結構難所。草生えてるし、幅が狭いので、足腰に不安のあるかたは横のスロープ状になっている方を歩くのをお勧めします。定期的に草刈り等の整備がされているそうなので、ちょっとタイミングが悪かったかも知れないです。
ふと見上げると、そこにはとんでもなく大きな木がありました。これ、都城市の天然記念物にすべきじゃないですか?!ずっと都城の歴史をここから見守ってくれているんだと思うと、この木こそが神様のようなパワーを感じます。市長になんらかの登録をお願いしたいレベルの巨木。クスノキかなぁ?
この大きな木の下で、少し風を感じて止まると、そこにはとんでもなく素晴らしい絶景が広がっていました。一人でしたが思わず大声で「すっご!綺麗!」と言ってしまう程、それはそれは見渡す限りの絶景が広がっています。案内の絵画にもありますが、本当に「大淀川沿い随一の絶景」で間違いないと私も思います。
以前は立ち入り禁止になって壊れていたそうですが、綺麗に修繕がなされていたので、今は上ることができます。
テーブルがあるので、お弁当を持ってきてこちらでいただくのも最高だと思います!風が冷たくてとにかく気持ちがいい!そして眼下に広がるのは…
撮っておいて言うのもアレですが、実際見るとこれの100倍は感動する絶景です。天気の条件が揃うと、桜島も見えるそうですよ!「城」と付いていますが、戦国時代の砦だったようです。ここを守っていた伊東加賀守は小林市の伊東塚に眠っています。
綺麗に流れる大淀川も見ることができるのですが、川は道程の途中に見つけたところの方が綺麗に見ることができると思います。それにしても、自然って雄大だなぁ。
花にピント合わせてくれた我がカメラ。中心には蜂さんがラストスパートと言わんばかりに蜜を集めています。
階段を戻っていくと、写真のように遊歩道があります。この遊歩道、草刈りされているとかなり気持ちの良いスポットだそうで、長ズボン等の装備をしっかりして再チャレンジしたくなりました。
10月も下旬となると、日の入りが早くなりますね。14時半ごろに来たのですが、木々も多いこともあってか想像よりも早く日が落ちてきたので、前日までの大雨で日陰がぬかるんでいた事や、軽装だったこともありこの日は遊歩道は散策せず。
でも、この先かに「木場城神社」があるので、絶対行ってみたい。二股になっていたので、どちらに行くと神社なのかはまた後日調べてみよう。
帰り道。車道に出ると元気いっぱいの西日が。今日は自然から多くのエネルギーを貰ったように感じます。思ったより汗もかいたし、いい運動になりますね木場城!
帰り道にはとても綺麗に咲いているケイトウとキバナコスモスが。車がいないことを確認しつつ、しばらく鑑賞。目でも季節を感じる一日。
こちらが先ほどお話した、「観音瀬」が綺麗に見えるところ。。ルートにもよるかもしれませんが、途中でこの景色を楽しめるんじゃないかなと思います。道幅が広く、車を寄せられるスペースもあったので、ほんの少しだけ写真を撮りました。雄大で穏やかで水の優しい音が聞こえて、やっぱり自然大好きだなぁ。
●DATE●
・場所
都城市高崎町縄瀬4956-1
・お手洗い
汲み取りタイプ
※全体として勾配のある環境なので徒歩以外は難しそうです。
山の上にあり、平坦ではない、柵がないといった不安定な場所も多い為、小さなお子様などくれぐれも安全にご配慮のうえ観光ください。
秋の行楽シーズン。遠出するのも楽しいですが、地元を改めて開拓するのもまた発見があって楽しいものです。結構な運動にもなるので、「木場城史跡公園」をお出かけの一つに入れてみてはいかがでしょうか?