知らないなんてもったいない【しいたけ】の軸のNG!長い?短い?どちらがよい【農業女子歴15年が伝授】
秋になると、食卓にたくさん登場する「しいたけ」ですが、今が旬の「しいたけ」に関して、農家はここだけを見て「しいたけ」を選んで、農家の食卓のヒトサラにしているということをお伝えします。
とにかく最初に軸(じく)をチェック
とにかく、軸が短いこと!そして太いものおすすめです。「しいたけは短足」がオススメなのです。適切な湿度と寒暖差の中で生育したものは、軸が太くて短くなりますので、まず売場ではここをチェックしてみてください。野菜ソムリエの仕事で、いろいろな方に会う機会がありますが、その中で「しいたけの軸は捨ててます」という人がけっこういます。「もったいない!」ぜひ、食べてください。私は、しいたけ本体よりも軸が食べたい派で、軸を入れたお鍋は、ビックリするほどしっかりした出汁がでますので、出汁取りにも最高です。
裏側から見て肉厚さをチェック
その次にチェックするのは、しいたけの裏側から厚みをみてください。肉厚であればあるほど、しっかりした歯ごたえがありオススメです。この時、傘の内側のヒダが白くて、変色がないものが新鮮です。時間がたつと、どんどん内側のヒダがベチャと寝てしまい、変色しますので注意してください。
これから原木しいたけがはじまります
スーパーでよく目にするのは「菌床しいたけ」ですが、これからの季節には、「原木しいたけ」がでまわります。自然のなかで、しいたけ菌を打ち込んだ原木に生えるのが原木しいたけです。自然の気象条件を利用して栽培される原木しいたけは、これからがまさに旬なので、見つけたら一度は食べてほしいです。風味や食感など菌床しいたけとは比べものにならないくらい「うまみ」がつまっています。昔はうちでも裏庭に原木しいたけがありましたが、最近はしいたけ農家から購入することが多いです。各地域に原木しいたけを栽培している農家はいるので、探してみてください。
※この記事には個人の見解を含みます。
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