Yahoo!ニュース

【河内長野市】岩湧の森で今年もシュウカイドウが咲き始めたようです。雨上がりの美しい姿♪

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

夏の花と言えば真っ先にひまわり、あとは蓮の花などを思い出しますが、秋に近づいてくるとシュウカイドウ(秋海棠)の花もあげられます。岩湧の森ではシュウカイドウが咲き始めたと伺ったので、昨年に続いて見に行ってきました。

公共交通派の私は、河内長野駅からバスで終点の神納(こうの)バス停まで行きます。そこから岩湧寺までは徒歩で1時間30分の道のり。河内長野駅にいたときには雨が降っていましたが、神納バス停に到着した時は、幸運なことに雨がやんでいました。

歩いて行くと、岩湧の森に至るまでの途中に、シュウカイドウを見ることができます。

岩湧山と書いた石碑が見えてきましたが、実際にはここからは6か所の駐車場があって、それまでの距離が長いですね。

いつもこの看板を見ると、もうすぐ到着したと早合点してしまいます。ところが、ここからが意外に距離が長く、四季彩館に到着するとより疲れを感じるのです。

ただ、岩湧の森に入ると、途端にシュウカイドウの群生が見られます。今回結論を言えば、満開には少し早かったようです。恐らく9月始めごろが見頃ですね。

花はこれからですが、先ほどまで雨が降っていた雨上がりなので、いつも以上に美しく見えました。

さらにアップしました。葉っぱがびっしょり濡れていて光沢があり、花も濡れていますね。

第6駐車場から上がって、第2駐車場に来ました。この辺りが最もシュウカイドウの群生があるところ。

満開とはいきませんが、既に咲いている花がいくつか見えます。

花の種類としてはシュウカイドウ科シュウカイドウ属(ベゴニア属)に分類される多年生草本球根植物で、ウラクソウ(瓔珞草)、相思草、断腸花、八月春などの呼び方があるそうです。特に最後の八月春は花がピンク色だけに八月に咲く桜をイメージしていますね。

こんな風に、花を見ながら90分で四季彩館に到着。夏場という事で早朝から行動しているので、まだ四季彩館のオープン前でした。
ちなみにここまで徒歩1時間30分かかりました。いつも思いますが、シーズン中の休日に1日1往復でいいので、観光用のミニバスを走らせてほしい気がします。

四季彩館からの眺めですが、ここにはシュウカイドウは咲いていません。

四季彩館の奥にあるのは岩湧寺、あとはここに咲いているシュウカイドウを眺めるだけ。

その前に岩湧寺で昨年吹き替えが終わった多宝塔を見ます。昨年は吹替直後でブロンズの色がはっきりとしていましたが、1年たつと少し黒っぽく見えています。

寺のすぐそばにも、多くのシュウカイドウが咲いていました。

シュウカイドウについては秋の季語として松尾芭蕉が次の句を詠んだそうです。

「秋海棠 西瓜の色に 咲きにけり(しゅうかいどう すいかのいろに さきにけり)」

この日は曇り空だったため秋のような過ごしやすさがありましたが、まだまだ残暑は厳しいとのこと。それでもシュウカイドウを眺めてみると秋の気配を感じるかもしれません。車なら岩湧寺の駐車場までいけるので、興味ある方は是非愛でてみてください。

岩湧寺
住所:大阪府河内長野市加賀田3824
アクセス:南海・近鉄河内長野駅からバス 神納バス停から徒歩90分

※記事へのご感想等ございましたら、「奥河内から情報発信」ページのプロフィール欄にSNSへのリンクがありますので、そちらからお願いします。

奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

奥河内から情報発信の最近の記事