神社に参拝する時の楽しみのひとつが「おみくじ」ですが、引かずに、釣り上げる！！ユニークなおみくじの引き方で、カツオの一本釣りを思わせるように、竿を使って釣り上げるゲーム感覚の「鰹みくじ」が話題の仁井田神社をご紹介します。

高知市仁井田、三里中学校から春野赤岡線を西へ500ｍほど進むと「仁井田神社」の案内看板が見えてきます。そこから北へ住宅街を500ｍほど進んだ奥に神社があります。神社手前に30台は停められる広い駐車場があります。

参道入り口の大鳥居のすぐ左には、樹齢700年余、高さ30mはある、見事な御神木の大楠があります。

お参り前に手や水を清める手水舎には、色とりどりのお花が浮かべられた「花手水」があり、参拝者の心を癒してくれます。コロナ禍で手水舎が利用できないこともあり、こういう心遣いがうれしいですね。

御祭神は、大日本根子彦布図瓊命、磯城畑姫命、大山祇吉備彦狭島命、伊予二名小千命、伊予大狭貴命の五柱で、高岡郡四万十町の仁井田大明神を、天正15年(1587）頃に勧請して祀ったのが、この仁井田神社だそうです。

入母屋造り千鳥破風付きの屋根を持つ大きな拝殿と、春日造りの本殿が周囲の木々に包まれて落ち着いた雰囲気で心が洗われるようです。

こちらの神社では、おみくじは引かずに釣りあげます！

一本釣りの漁法で知られる高知名物のカツオの一本釣りのように、カツオのおみくじをおもちゃの釣り竿を使って釣り上げます。なんと、カツオのお腹の部分におみくじが挟まっているんですよ！

釣り上げた「おみくじ」は、ご自身で持つか、神社拝殿前のみくじ掛けに結びます。「カツオ」も持ち帰るか、願掛けに利用できます。

願掛けをする場合は、備え付けの短冊に願いを書いて、カツオみくじの入っていたお腹の部分に入れて、みくじ掛けに結びます。カツオが吊るされている姿も、これもまたかわいい。絵馬の変わりに、かわいいフォルムのカツオになっています。

2月4日は二十四節気のひとつ「立春」、立春は運気の変わり目といわれているので、2023年が本格的にスタートする節目でもあるので、カツオみくじで今年の運を試してみませんか。