週間最優秀選手に選ばれた二刀流の大谷、4月の月間最優秀新人争いでも大きくリード
4月第2週のアメリカン・リーグ週間最優秀選手に選ばれたエンゼルスの大谷翔平。
対象試合となった4月2日から8日までの7日間で、打っては出場した3試合全てでホームランを放ち、打率.462、7打点を記録。投げては7回途中まで1人の走者も許さず、今季アメリカン・リーグ最多の12三振を奪った。
日本選手ではイチロー(5度)、野茂英雄、松井秀喜(各4度)、佐々木主浩、松坂大輔、岩隈久志(各1度)が過去に選ばれている。1年目で受賞したのは、野茂、松井、松坂に次いで4人目。1年目の開幕2週目は最速で、23歳9カ月は最年少の受賞となった。
大谷は「選ばれて光栄です。支えてくれた球団スタッフとチームメートに御礼申し上げます」と球団を通してコメントを発表した。
ファンの期待を大きく上回る大谷の大活躍に、次は月間賞の期待がかかるが、メジャーリーグは月間MVPは公式表彰しておらず、月間最優秀投手と、月間最優秀選手(打者)に分かれているために、打者としての出場機会が少ない大谷には不利。
逆に期待が持てるのが月間最優秀新人。こちらは投手、打者に分かれていないために、二刀流の大谷が受賞する可能性は濃厚。
ここまでの大谷は投手として2勝無敗、防御率2.08、18奪三振、打者としては打率.389、3本塁打、7打点を記録している。勝ち星、奪三振数、投球回数、本塁打、打点はアメリカン・リーグの新人最多。他にここまで数字を残している強力なライバルも不在なので、他の新人が今月後半に大爆発しない限り、大谷が選ばれるだろう。
参考までに昨年4月度の月間最優秀新人に選ばれたのはアーロン・ジャッジ(ヤンキース、アメリカン・リーグ)とアントニオ・センザテラ(ロッキーズ、ナショナル・リーグ)。ジャッジは22試合に出場して、打率.303、10本塁打、20打点。センザテラは5試合に先発して3勝1敗、防御率2.81、18奪三振だった。