横浜市地域情報クリエイターのみうけんです！

横浜には数多くのエスニック料理のお店がありますよね。

そのうち中華・韓国・タイ・インネパ（インド・ネパール料理）が大部分を占めると思いますが、今回紹介するのはインドネシア料理です。

インドネシア料理というもの自体が珍しく、横浜では今回紹介するお店を含めて５店舗くらいしかない、なかなかレアなお料理だと思います。

場所的には、東急東横線の反町駅の改札を出てすぐ右手。

反町交差点のすぐ脇、ビルの４階にある「ダポールコネン」さんです。

エレベーターを降りると、すぐに入り口が。

店内はなかなか広くて、テーブル席がゆったりと配置されています。

このお店を切り盛りされているのは、もちろんインドネシアの方達ですが、日本語がとても上手なので何も心配はいりません。

店内にはどこか懐かしい、エスニックの音楽。

お香のような、スパイスのような香りがほのかに香って、とても落ち着く空間です。

メニューはいろいろあって、悩んでしまいますよね。

嗚呼、１日で３食しか食べられないのがもどかしい。

嗚呼、１食で１人前しか食べられないのがもったいない。

願わくば、このメニューを全て試してみたい衝動にすら駆られる魅惑的なメニューです。

ただし、日本語がまったく書かれていないので、気になるメニューはどんなお料理かを注文時に確認するのが良いかもしれませんね。

オトクなランチもあります。

テイクアウトにも対応されているということで、在宅勤務を頑張る妻ちゃんへのお土産の幅が、またドドンと広がりましたね。

「Beras Kencur」（ベラス・クンチュール：３００円）

インドネシアで伝統的に愛されているハーブ飲料。

いろいろな植物の根やスパイス、お花などで作られるそうで、そのレシピもいろいろあるとの事です。

飲んでみると生姜とタマリンドの芳香と甘味がハッキリとしており、シナモンのような不思議な風味がガツンときます。

ちょっとほろ苦く、そして香ばしい、日本にはないフシギな味わい

「Mie Ayam」（ミー・アヤム：１０００円）

中華料理が原点となった麺料理。

分かりやすく翻訳すると、チキン・ラーメンという意味になるそうです。

しっかりと鶏の出汁を効かせたスープに、たっぷりの中華麺。

そして、細かく切って揚げた鶏肉・青菜・ネギがかかり、傍には肉のつみれが沿えられています。

こちらのメニューは辛くないので、お子様でも安心して頂けます。

ママ会などでお子様づれで集う時も、この１品があればお子様は喜ぶのではないでしょうか。

スープももちろん美味しいのですが、麺も美味しい。

この麺は中華麺とそっくり、というよりも最早完全に中華麺でしょう。

日本のタンメンのように平打ちでウェーブのかかった麺で、茹で加減もモッチリ。

このスープにとても相性が良い、食べ応えのある麺でした。

「Nasi Padang」（ナシ・パダン：１０００円）

その名の意味するところは、「パダン料理」。

パダンとはインドネシアの中でも比較的大きな町の名前で、ナシ・パダンを日本風に言い換えれば「大阪料理」「博多料理」といった感覚でしょうか。

メニューには、「パダンの蒸したお米に、西スマトラ発祥のいろいろなお料理を添えてお出しします」といった感じの英語が描かれています。

左上の黄色いものがオムレツのようなもの、下のタケノコのようなものは植物の煮物？

正直、何がどんな食材なのかは全くわからず・・・。聞いてみても、日本語での説明は難しかったようで。

まぁ、美味しいからいいのです！！

しかし、もっちりとしたご飯にからみあったおかずと、そのタレとが良いコラボレーションをしています。

「Bebek Goreng」（ベベック・ゴレン：１５００円）

ベベック＝アヒル、ゴレン＝揚げ物という意味の名物料理。

アヒルは北京ダックなどでもお馴染みの食材ですが、鶏とはまた違ったしっかりとした旨味があって美味しいですよね。

骨付きのアヒル肉の美味しさは、やはりアヒルならでは。

しっかりとした食感の、噛みごたえのあるお肉ですが噛むごとにジンワリと滲み出てくる力強い旨味は、他の何ものにも代え難く、サンバルとの相性もごはんとの相性も抜群です。

「Bebek Geprek」（ベベック・ゲプレック：１５００円）

こちらは直訳するとアヒルの香味揚げです。

ご飯の上に揚げたアヒルとトウガラシベースのソースが乗っており、これは辛さ上級者むけ。

見た目にも真っ赤なソースは、かなり鮮烈な辛さで、さすがにお口の中が火焔地獄のようです。

しかし、辛さだけではなく旨味もしっかりで、魚醤のような奥深い味わいがあり、ついついお箸が止まらなくなってしまう美味しさです。

ご飯もたっぷり乗っていて、かなり食べ応えあり。もっちりとした炊き加減で、量もしっかりあります。

お肉の味わいが濃ゆくて、ビリビリッとした辛味の奥底から湧き出てくる旨味が実に素晴らしいので、ご飯もついつい進んでしまいます。

お肉と辛めのソース、真っ白なご飯の相性はバツグンですよね。

ただ、かなりの辛さがあるので辛いのが苦手な方は要注意です。

◆◇◆後記◆◇◆

このお店は、反町駅から徒歩３分という立地の良さと、隠れ家感が満載な雰囲気がオススメです。

お料理も、日本ではなかなか食べられないものばかり。

遠く南半球のインドネシアの食文化に思いを馳せながらいただくのも良いものです。

お料理が分からなければスタッフさんに聞けば出来る限り教えてくださいますし、オトクなランチがあったりPayPayに対応されていたりと、とても利用しやすいお店であるのも嬉しいところ。

このお店は他のメニューも気になるので、今後とも通わせていただき、いろいろなメニューを試してみたいと思います。

お試しを！