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佐喜眞淳、玉城デニー両氏が登壇 今夜7時から沖縄県知事選挙に向けた公開討論会 ネットで生配信

堀潤ジャーナリスト
沖縄県が辺野古埋立承認を撤回した31日夕方、米軍キャンプ・シュワブを虹が覆った

■佐喜眞淳・玉城デニー両候補予定者が登壇 ネットで生放送

今夜7時から沖縄県南風原町で「沖縄県知事選」に向けた立候補予定者による公開討論会が開かれます。主催は公益社団法人日本青年会議所の沖縄ブロック協議会です。

討論会には、自民党が推薦する元宜野湾市長の佐喜眞淳さん、亡くなった翁長前知事の後継として立候補を表明した衆議院議員の玉城デニーさんが登壇します。両者によるクロストーク方式で進められる公開討論で、25歳以下の若者や学生を中心に「未来の沖縄に向けた」アンケートを集計し、立候補予定者に質問するコーナーなども設けられています。

コーディネーターは沖縄大学地域研究所特別研究員の島田勝也さんです。

討論会は今夜9時まで開かれる予定です。

討論会の模様はYouTubeライブやニコニコ生放送などでライブ中継されます。

■辺野古埋め立て承認撤回、その日米軍キャンプ・シュワブでは絶景が

先月31日、沖縄県は普天間基地の移設に伴う名護市辺野古での海上埋め立て承認を撤回しました。

日本政府は2013年、当時の仲井真知事による辺野古公有水面埋立承認を受けて辺野古新基地建設を進めてきましたが、今回の沖縄県による承認撤回で工事継続の根拠を失います。国は裁判所に提訴し争う構えとされています。

そうした県の判断を踏まえての今回の沖縄県知事選挙。各候補がそれぞれ掲げる政策や論争の行方に注目が集まっています。

承認撤回のその日、地元ではどのような受け止めの声が上がったのか。辺野古漁港で住民や漁業関係者の方々にお話を伺いました。週末に開催された青年会議所のイベントに登壇した際、辺野古以外に住む沖縄県民の方々からも様々な声を聞きました。

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普天間飛行場の移設を受け入れるか否か地域では分断がうまれました。

反対の方もいる。そして、同意した方もいる。

「辺野古は昔は本当に静かな場所でした。自然を取り戻してほしい。絶対に反対。県の判断は大きな前進です」

「受け入れを承認したことで、闘病中の息子の入院費用を用立てすることができました。撤回されたらどうなるでしょうか」

「漁業をやめる決断をして、船を手放した人もいる。もし移設がなくなったら何で生計をたてていくのか」

「どんな判断をしても、状況は変わらない。時間がまた過ぎていくだけです」

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「難しい問題です。地元辺野古は普天間基地の危険性除去の為に苦渋の容認!ベストを選択するか、少しでも実行可能なベターを選ぶのか?恒久平和を願うのは賛成派、反対派気持ちは同じはずですが、手段や具体的な解決方法は別、しかし故橋本元総理の英断から20年、普天間基地は1つも動いてない現実、いつ、宜野湾市民密集地にヘリが墜落してもおかしくない非常に危険な毎日です!沖国大ヘリ墜落事故は死人や重傷者が出なかったのは奇跡です」

長い年月をかけ新基地建設を受け入れる判断をした地元辺野古の方々の複雑な心境を伺っている最中、キャンプ・シュワブを覆うように大きな虹が現れました。

沖縄県知事選に立候補を予定している両氏は今夜の公開討論会で何を語るのか、ぜひ多くの日本国民で共有したい問題です。

ジャーナリスト

NPO法人8bitNews代表理事/株式会社GARDEN代表。2001年NHK入局。「ニュースウォッチ9」リポーター、「Bizスポ」キャスター。2012年、米カリフォルニア大学ロサンゼルス校で客員研究員。2013年、NHKを退局しNPO法人「8bitNews」代表に。2021年、株式会社「わたしをことばにする研究所」設立。現在、TOKYO MX「堀潤LIVE Junction」キャスター、ABEMA「AbemaPrime」コメンテーター。2019年4月より早稲田大学グローバル科学知融合研究所招聘研究員。2020年3月映画「わたしは分断を許さない」公開。

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