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CB1100EXはクラシックだけどZ900RSやKATANAとは違う魅力がある

相京雅行下町のバイクパーツメーカー/ディレクター

ここ数年バイク業界では、ちょっとしたクラシックブーム。

往年の名車カワサキZ900RS、スズキKATANAなどが人気を博しています。

CB1100EXも昔ながらのネイキッドスタイル。ツインショックを採用していることなどを考えるとZ900RSやKATANAと比べてもクラシック感が強いかもしれません。

ですが、CB1100EXと他の車両には大きな違いがあります。

CB1100EXはネイキッドバイクベース、他の二台はストリートファイターベースなのです。

簡単にジャンルの違いを説明すると、

ネイキッドとは裸を意味していて、カウルがないシンプルな造形。一番流行ったのは40代の筆者が高校生の頃。代表的な車種はCB400SFやゼファーχ、XJR400など。

ストリートファイターはスーパースポーツバイクのカウルを剥いでバーハンドルを採用したカスタムモデルに使われる名称でした。

最近ではカスタムモデルではなく、一ジャンルとして扱われることもあります。

ネイキッドに比べて軽量に仕上げられ、スポーツ性が高いので近年人気を拡大しています。

Z900RSやKATANAは見た目こそ往年のネイキッドスタイルに寄せていますが、中身はバキバキのストリートファイター。

それに対してCB1100EXは往年のネイキッドを地で行くスタイルなのです。

俊敏なストリートファイターに比べてネイキッドはどっしり。そのため走ってみると全く別物なのです。

走りはハヤブサやZZR1400など大型のツアラーに近く乗り心地は最高。長時間、長距離走るなら疲れが大幅に違うはず。

近年は軽さが正義という風潮がありますが、長距離走行時には重さがメリットになることもあります。

極端な軽量思考がないので、全体的に質感が高いのも魅力です。

下町のバイクパーツメーカー/ディレクター

下町の小さいバイクパーツメーカーで番頭を務めています。面白い事には大抵首を突っ込みます。ワークマンでアンバサダーをやっていたり、オールアバウトでバイクガイドを担当していたりします。

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