水道橋博士、生放送降板騒動に意外な人物!
タレント・水道橋博士(50)が15日、生放送されたテレビ大阪「たかじんNOマネー」出演中に、橋下徹大阪市長(43)の「小金稼ぎのコメンテーター」発言に激怒し、レギュラー降板宣言をして番組を途中退席した波紋が広がっている。
ツイッター上では、博士に対する脅迫騒動までに発展。同局は、18日にも博士側と出演継続を求めての話し合いの場を持つことを表明した。
今回の件について、博士は16日に出演したラジオ番組で「僕の中では、それを再現しているつもりです」と、かつて橋下氏がタレント時代にTBS系「サンデージャポン」を番組中にいきなり降板したことを意識しての行動だったと説明した。しかし、さらに根底には「ある人物への強い思いがあるはず」と博士に近い関係者は証言する。
師匠・たけしさんではなく…
「博士はビートたけしさんの弟子ですから、たけしさんへの敬意が一番。しかし、師匠とはまた別に、特別な思いを持っている人がいるんです。それが、2000年に芸能界を引退した上岡龍太郎さんなんです」。
番組途中での退席といえば、確かに、上岡氏の姿が思い浮かぶ。ABCテレビ「探偵!ナイトスクープ」(現在も放送中、上岡氏の出演は1988年~2000年)や、日本テレビ系「EXテレビ」(1990年~1994年)でも、番組内容が意に沿わないと激怒してスタジオを後にするという場面があった。
「実は、上岡さんと博士は似ているところが多い。それが博士が上岡さんへの思いを持つ理由ともなっています。どちらも頭がよくて、本来は常識人。しかも、上岡さんは弁護士さんの息子さんで、博士も岡山県の名士の家の生まれ。芸人という領域とは違う環境で育ったからこそ、「芸人として生きるためには」ということを人一倍考えるタイプなんです。そして、信念に反することを突き付けられた時には、仕事を失ってでも、芸人としてのキバを出す覚悟も持っている。そんな博士にとって、橋下さんの発言は、一番大切なところを踏みにじられたと感じたはずです」(前出関係者)
病気を機に変わった
もちろん、番組を途中退席することには賛否両論あるが、別の角度から、今回の“予兆”を感じていたスタッフもいる。
「(博士は)2010年6月にウイルス性髄膜炎で入院して、人生観が変わったと周囲に話していました。『命がいつまであるか分からないからこそ、自分がやりたい仕事をやる』と。病気を機に、より一層、仕事への意識が高まっていた中での出来事だったのでしょうね」。
たけし軍団の中でも、若手とベテランのつなぎ役となり、下からも上からも、御大・ビートたけしからも信頼が厚いとされる博士。博士ならではの、誰しもをうならせる“オチ”のつけ方が期待される。