【大阪・十三】十三アートフェスの見どころがわかる『十三×ART WALK』の参加レポ
こんにちは。十三在住のライターです。
先日「十三アートフェス2022」の記事内でも紹介した『十三×ART WALK』に参加しました。
ちなみに「十三アートフェス」は、十三界隈で現在開催中(~11/27(日)終了)のアートイベントです。阪急十三駅周辺のお店や施設約60店舗が参加し、それぞれがアートを展示。飲食店だとこのイベント限定のメニューを提供していたり、特別な特典を用意しています。
★十三アートフェスの詳細はコチラ→淀川アートネットのホームページ
『十三×ART WALK』は11/23(水・祝)に行われました。14:30に阪急十三駅の東口に集合。約20名の参加者が「西コース」「東コース」に分かれ、スタッフさんのアテンドのもと、十三アートフェスの展示を見て回ります。私は東コースでした。
とても長いレポートになりますが、巡った場所とアート作品の名前を見出しにしているので気になるところだけでも、ざっと読んでもらえると嬉しいです。
①宝湯/色で元気にーKENの世界
まず最初に訪れたのは銭湯の「宝湯」。昭和23年創業の歴史ある銭湯です。神の宿る石と崇められている天然石・ブラックシリカの湯だそうで、ダイエット、美肌、冷え性、肩こり、疲れにいいそうです。とても入ってみたくなりますね。
こちらで展示されているのは、アーティストKENさんの絵画。極彩色が目を引く、存在感がある絵です。スラムダンクを描いたものが1点あり、ほかは仏様の絵でした。またエコバッグに描いた絵もありました。
②小竹医院/アンキャバ・ソテツ・十三参上
十三東本通商店街にある小竹医院の右側にある掲示板もアートスペースになっています。うっかり見逃してしまいそうですが、要チェックです。
奄美大島が好きなtakeshiさんが段ボールに描いたソテツの絵が飾られています。たくさんあってニョキニョキ生えている感じがおもしろいですね。
ちなみにtakeshiさんは十三駅西側にある「東横イン 大阪阪急十三駅西口Ⅰ」でも作品を展示しているそうですよ。
③レッドカーペット/淀壁
かつてはスーパーだった場所が2022年7月に「レッドカーペット」という貸しパーティー会場になりました。ごくごく普通の建物でしたが、十三アートフェスのイベントをきっかけに、新しい淀壁に!淀川区在住のアーティストBAKIBAKIさんと、NYのアーティストの共作だそうです。
★淀壁の詳細はコチラ→https://www.yodokabe.net/
以前の記事でも書きましたが、ここ「レッドカーペット」では、お店のInstagramをフォロー&メンションすると、1階バーエリアの1時間飲み放題&カラオケ歌い放題を通常2,200円のところを無料で利用できるそうです。詳しくはお店のInstagramをご覧ください。
★レッドカーペット→@redcarpet.rental_party
④ワイン食堂AMPELOS/エロチッタ
続いては2022年7月にオープンした「ワイン食堂AMPELOS」。扉と窓に高橋ひとみさんによるガラスアートがほどこされています。セクシーなチーターを描いているそうで、その名もエロチッタ。素敵♪
「ワイン食堂AMPELOS」では十三にちなんで13杯分のワインチケットを10杯分のお値段で買えるそうです。ちなみに私はこちらでランチをいただいたことがありますが、ランチもとってもおいしかったですよ。
★ワイン食堂AMPELOS→@wine_ampelos
⑤野口商店/『たまごとバナナ』を少しだけ
お次は、かき氷で有名な「野口商店」。こちらの店主・野口智也さんは全国に7人、西日本ではたった1人の氷屋マイスター・ゴールドクラスの資格取得者。とにかく、かき氷がふわふわでおいしく、シロップは30種もあります。
こちらでは店主夫妻の知人である東口和貴子さんの作品を飾っています。東口和貴子さんは、「野口商店」のお店のロゴも手がけている方で、ほんわかしたイラストがとってもかわいい!
今回は、東口和貴子さんのかつての個展で発表した作品のうち、十三にちなんで13枚の写真をセレクトしたそうです。
また11/21~26(土)限定で、特別なかき氷を用意。たまごに見立てたかき氷で、みぞれシロップがかかったかき氷の中に、黄色いバナナのゼリーが入っていて、食べ進めると目玉焼きみたいなビジュアルになるそうですよ。
★野口商店→@noguchishouten
⑥つばめ通り珈琲店/キリトリ十三
続いて十三小学校前にある「つばめ通り珈琲店」へ。2021年12月にオープンした自家焙煎コーヒーが名物の喫茶店です。ちなみに②小竹医院から⑥のつばめ通り珈琲店まで、すべて十三東本通商店街にあり、通称がつばめ通り。②~⑥まで立ち止まらず歩くと徒歩3分の距離なので、とても巡りやすいですよ。
こちらは入口から右手の壁にフィルム写真を展示しています。shinoLEMONという方の「キリトリ十三」という作品です。その名の通り、本当に街角を切り取った写真は、これはどこだろう?と想像をかき立てられます。
イベント限定で、いつものドリップバッグ10個にラスクが3個付いたお得な「十三ドリップバッグセット」も販売中。
★つばめ通り珈琲店→@tsubame.dori.coffee
⑦Backerei Mika/13穀Brot
十三東本通商店街を抜け、次は木川本町商店街へ。スーパーのアプロや大衆演劇「木川劇場」がある、短い商店街です。パン屋さんの「Backerei Mika」は店の前を通りがかっただけなのですが、13穀Brotというイベント用のパンを販売していました。
今年のテーマ「十三」にちなんで、13種類もの穀物が入っているそうで、ライ麦全粒粉、黒ゴマ、黒豆が入った黒っぽいパンです。白いパンより血糖値が上がりにくくダイエットにもちょうどいいそうですよ。
⑧リノアンドアイアコーヒー/十三生まれ、十三育ち
同じく木川本町商店街にある「リノアンドアイアコーヒー」。私も足繁く通う自家焙煎コーヒーのお店です。希少なゲイシャ豆を置いていたり、ヴィーガンクッキーを販売していたり、意識高い系なのにコーヒーはお手頃なので、コーヒー好きは要チェック!
展示作品は路地裏写真家・杉本洋一さんによる「十三生まれ、十三育ち」という写真。“路地裏写真家”という肩書き、「十三生まれ、十三育ち」というタイトルなのに写真はボクシングの試合のシーン。謎だらけですが、お写真はほとばしる汗まで写し取った臨場感あふれるものなのでかなり引き込まれます。
★リノアンドアイアコーヒー→@linoandaiacoffee
⑨アトリエCaima/13LOVER
十三東本通商店街と木川本町商店街の間にある路地を淀川通りに向かって南下する途中で見つかる「アトリエCaima(カイマ)」。築75年の長屋を改装したアトリエです。
こちらに展示されているのは、なんと白泉社e-net!で漫画を描いている漫画家カイマミカさんの描きおろし作品。美男美女が「1」と「3」で十三を表し、つばめや淀川区の花・パンジーなど、十三にゆかりあるモチーフと一緒に描かれています。
アトリエ内は古材を活用してリノベーションした趣のある空間。この襖は、内側にかつての住民の家計簿が記されていたらしく、おもしろい&貴重なためそのままインテリアにしたそう。2023年4春からは“ゆるく・楽しく・本格的に”をテーマに「こどもマンガイラスト教室」を開催予定だそう。十三にあるレトロなアトリエでプロの漫画家さんからイラストを学べるなんて!マンガ好きの方、必見です。
★アトリエCaima→@atoriecaima
⑩淀壁
最後は増え続ける淀壁巡り。こちらは淀川区役所の隣にあるナイチンゲール。淀壁第1号です。
こちらは駅前のビルに描かれていて電車からも見えるので知っている方も多いかも。クリームソーダをこぼしそうになっているメイドさん、かわいいですね。
【最後に】コドモワークスペース
最後は「コドモワークスペース」で参加者全員が集まり、それぞれの見どころを発表しあいました。
ちなみに「コドモワークスペース」は臨床心理士さんがこどもをサポートする施設。十三アートフェスの展示は11/23のみでしたが、素敵な取り組みをされているのでご興味ある方はホームページをご覧ください。
★コドモワークスペース→https://kodomo-workspace.com/
今回の「十三アートウォーク」のスタッフさんの中には、中学生のみなさんも。事前に下見をしていたらしく、ところどころで作品の紹介をしてくれて、道中も参加者とおしゃべりしていました。一生懸命、作品の説明をしてくれている姿にほっこりしました。地域密着型のイベントって素敵!と、あらためて思いました。
「十三アートフェス2022」は残り3日。各店、けっこうさり気なくアート展示をしているので、自ら見つけるスタンスでアート探しをしてみてくださいね。
「十三アートフェス2022」の詳細は、淀川アートネットのホームページ&Instagramをチェック♪