【台風21号】騙されないために今から準備する災害時無料Wi-Fi 00000JAPAN
先の台風19号の際に、災害時無料Wi-Fi利用における注意を喚起しました。短くまとめると「詐欺に利用する輩がいるので、くれぐれも騙されないように!」という内容をその手口とともに説明しました。もちろん、詐欺に利用されるからといって、最初から利用を避けるのではなく、利用を前提に心構えを行なっておくことが肝心です。台風19号の際には、ほぼ関東地方に上陸する直前に投稿したことから、利用することを前提に注意喚起しました。投稿時現在、沖縄では間も無く、本土では少しおいて台風が最接近することから、00000JAPANを利用する事前の心構え、準備を示します。
- 00000JAPANはWi-Fi接続最後の手段 : 災害時とは言え、日頃から利用している無線LAN、特に認証を伴う、キャリア(スマホ等の通信契約会社)が運用している無線LANを利用するようにしましょう。盗聴やなりすまし、つまり正規の無線LANを偽装して詐欺サイト等に誘導される危険度が極めて小さくなります。また、災害時に設定された無料Wi-Fiだからと言って、大人数が同時に快適に使えるわけではありません。一度に多くの人が利用しようとすると、接続できない人が現れたり、極めて回線速度が低く、つまりつながりにくくなることがあります。本当に必要な人が使えるために、他に利用可能なWi-Fiがあれば、そちらを使うべきなのです。しかしながら台風19号の際にも起こったように、逆にキャリアの通信サービスが阻害、つまりつながりにくくなることがあります。その際は、躊躇することなく00000JAPANを使いましょう。台風19号の際にも盛んに言われましたが、助けを求める通信手段を含めて、情報が生死を分けることになるのです。
- その00000JAPANは本物か?確認を! : 「台風19号】災害時無料Wi-Fi 00000JAPAN の利用で最も注意することは?」でも述べましたが、悪意のある第三者が、SSIDを偽装して、つまり独自に00000JAPANなるSSIDのWi-Fiを立ち上げて、そこに誘導する手口があります。盗聴などの恐れもありますが、一番気をつけなければならないことは、そのWi-Fi接続から悪意のあるフィッシングサイトに誘導される場合です。ことば巧みに、災害への寄付や、被害対策ての費用要求を装って、クレジットカード番号やシークレット番号を聞き出し、その不正な利用を行います。特に、以前に一度でも00000JAPANを利用したことのある人は要注意です。通常、スマホの便利な機能として、一度でも接続したことのあるWi-Fiであれば、SSIDを入力したり、パスワードを入力することなく、勝手に接続してしまうことがあります。00000JAPANはパスワードが個別に設定されていないことから、何も手続きすることなく勝手につながってしまいます。それは例えば、偽装サイトであったとしてもつながってしまうのです。災害時には平常心を損なっている場合が多いことから、日頃以上に注意する必要があるのです。