初めてのタイ旅行・バンコク以外はどこに行く?おすすめの都市&リゾート地
初めてのタイ旅行はどこに行けばいい?バンコクは外せない!
初めてのタイ旅行!バンコクに行くという人は圧倒的に多いですよね。事実タイでは外せないスポットや楽しみ方がバンコクにはぎゅっと詰まってます。
名店や屋台グルメを食べ歩き、ナイトマーケットやウィークエンドマーケットでショッピング、スパ三昧にルーフトップバーから夜景を堪能。そしてクラブやライブハウスで現地の人に混ざって楽しんだり、チャオプラヤーリバーサイドのレストランで行き交う船を眺めながらの食事もバンコクならではです。
観光なら極彩色のきらめきを放つ王宮や、巨大涅槃仏で知られるタイマッサージ発祥の地ワット・ポー、三島由紀夫の小説『暁の寺』に登場する見事な細工のワットアルンなど、上げていけばキリがないほど、魅力的で、まわり切れないからこそ多くのリピーターを生んでいるのでしょう。
最近は企業のコンプライアンスが整い、夏休みがお盆限定ではなくなったり、有休休暇が取りやすくなってはきているものの、タイ旅行を考えている人は短期旅行が多く、短い人は週末2泊3日の弾丸旅行。長期で取れても年末年始やGWの並びが良くて9日間、夏休みに1週間と言う感じでしょうか。
少し長くタイに行けるのなら、バンコク以外もう1か所滞在してみよう
バンコクはタイの首都であり、日本の東京都と同じ。
少し長くタイに行けるようであれば、バンコクだけではなく、バンコク以外の都市も合わせて行きたいところ。バンコクでは大都会の醍醐味を、もう1か所は自然や歴史を感じたいものです。
初めてのタイ旅行は旅行会社のツアーを利用しようとしている方は、最初からプーケット&バンコク、チェンマイ&バンコクなど決められている周遊格安ツアーを選択するのも良し。今は航空券とホテルだけの自由度の高い商品を販売する旅行会社の方が圧倒的に多いです。そう言ったツアーの場合、個人手配の旅行とあまり変わりませんが、気になるホテルに泊まりたい場合や、スケジュール配分(バンコクに何日、違う都市に何日)を自分で考えたい場合は、すべて個人手配の方が好みの旅行にできます。
タイは初めての海外旅行先で個人手配をしたとしても、難易度の高い国ではありません。でも「鉄道でマニアックな場所に行ってみたい」「秘境の島にしばらく滞在したい」という場合や、バスやロットゥー(乗り合いの小型バン)を乗り継いで冒険の旅に出たい、という希望を叶えるには、それなりの日数と、英語が通じなくてもなんとかなる簡単なタイ語も必要となります。
初めてのタイ旅行でバンコクと、バンコク以外に滞在するのであれば、最も重視すべきは移動が楽であること。それが初めて訪れる国の旅のストレスを最も軽くする方法です。
バンコクと合わせていけるおすすめの都市やリゾートへの移動は、バンコクで到着する空港で変わってきます。今回は到着する空港を起点に、初めてのタイ旅行でも行きやすい都市やリゾートをおすすめします。
スワンナプーム空港到着の旅行者におすすめ!タイ2つのリゾート
あなたの乗る飛行機が、スワンナプーム空港に到着するならしめたもの。到着ロビーから空港ターミナルの1階へエスカレーターやエレベーターで下って行くと、8番出口近くにバスのチケット売り場があります。
こちらは、東洋のハワイという別名を轟かせる(大袈裟だな)パタヤと、タイ王室ゆかりのロイヤルリゾート、ホアヒン(日本で言うと葉山的な?)行きの高速バスのチケット売り場。
空港から直で行ける2つのリゾートへのチケット購入方法
そう、この2つのビーチリゾートは、空港から直接、高速バスでビーチに到着できるというありがたい存在なのです。
パタヤ・ホアヒンともWEB予約が可能
どちらの路線のバスチケットもWEB予約・購入が可能。
コロナ禍前はパタヤ行きも、ホアヒン行きも「Bell Travel Service」というバス会社で予約できました。しかし、2024年2月現在、Bell Travel Serviceは予約システムのみで、どちらの路線もROONG REUANG COACH Co., Ltd.という企業が行っています。手数料はかかりますがサイト上でクレジットカード決算&予約可能。
1×2の3列シートで、1人席に座ればこっちの物。目的地まで爆睡できます。 ビジネスクラスのシートより広いけれど、リクライニングが完ぺきではないシートも。まぁ、距離を考えればこの座席のクオリティならかなりのコスパ。許してあげてください。
2024年2月現在の料金
パタヤ行き:131バーツ※約549円(WEB予約は手数料10バーツ加算されます)
ホアヒン行き:361バーツ※約1500円(WEB予約は手数料50バーツが加算されます)
バス乗車券購入や乗車時に気を付けたいこと
私がROONG REUANG COACH Co., Ltd.でスワンナプーム空港行きのバスをホアヒンのホテルで予約しようとしたとき、VISAカードが使えないという事件が勃発。平日だったので当日バスターミナルで購入しても、ガラ空きで申し訳ないくらいでした。カード会社によっては、タイのWEBサイト上の決算ができない場合があります。
ちなみにコロナ禍前は、タイで当時はBell Travel Serviceでホアヒン行きのバスを予約していましたが、その際は同じカードで決済できました。
一体どうなっているんだ(笑)!
まあ、それもタイランドと言うことで(笑)、そんな場合はスワンナプーム空港に到着してから当日購入しましょう。逆を言えば、万が一飛行機がディレイした場合、バスのチケットが無駄にならずに済むわけです。
私はこのルートを何度も利用しています。満席になった状態で乗車したことがないので、乗れないことはないと思いますが、当日行ってお目当ての便に乗れなくても、便の少ないホアヒンでもほぼ1時間おきにあります。次の便にすればよほどのことがなければ(グループ旅行の予約が入っているとか)乗れますし、パタヤに関しては、頻繁に便が出ているので、慌てることはありません。
ただ、年末年始やタイの祝日などは、2本くらい見送ることになるかも。
予約
パタヤルート:Bell Travel Service
ホアヒンルート:ROONG REUANG COACH Co., Ltd.
もしバスを見送ることになってもご安心を。
そんな時にありがたい存在が、バス乗り場から近いクーポン食堂、マジックフードポイント。
今となっては世界中の旅行者から人気ですが、こちらで軽く朝食か、飲み物でも飲みながら、旅行の計画でも立てましょう。また、出発ロビーのすぐ下の階には、美味しいコーヒーが飲めるカフェもあります。空港とバンコク市内をつなぐエアポートリンクのすぐ近くにはレートの良い両替所も数店出店しています。ここで両替する時間も作れますね。
いよいよバスに乗り込む際は、その時間になるとチケット売り場前でバス会社の職員が行先を叫んで乗客を集めます。スーツケースなど大きな荷物は貨物預りで安心。貴重品やパソコンなど大事な物のみ車内に持ち込みます。
冗談みたいな話、外が40度近い日でも車内は18度~19度という温度設定。薄手のカーデガンやストールではなく、秋物の厚手のジャケットやパーカーなどを持参することをすすめします。
さて、バスの予約や乗車方法が分かった所で、おすすめのリゾート地紹介へいってみよう!
パタヤ
スワンナプーム空港から、前述したバスで北バスターミナルまでは最速1時間30分程度。スワンナプーム空港から一番楽に到着できるビーチリゾートがパタヤです。
「パタヤの海は見る物で、入るものではない」と言う人がいるほど、海がきれいという印象は薄いですが、乾季はそこそこきれい。私の場合はメインのパタヤビーチではなく、ジョムティエンビーチやナクルアビーチで過ごすことが多く、センタラ グランド ミラージュ ビーチリゾート パタヤのプライベートビーチの隣にある、小ぢんまりとしたフリーのビーチエリアがおすすめだったりします。
美味しいシーフードがいただける雰囲気の良いレストランもたくさんありますよ!
パタヤと言えば歓楽街があり、24時間眠らない町。でも下世話なお店だけではなく、ハコバンがタイのロックや欧米系の音楽をカバーして盛り上げてくれるライブハウスもあります。屈強なセキュリティーの方が厳しく目を光らせている店もあり、そんな店では女性も楽しく盛り上がれます。
なーにが東洋のハワイだ、とおっしゃる方、朝、散歩してみてください。
ほら、なんだかワイキキ!...のような、そうでもないような(笑)。とっても素敵なさわやかリゾートです。
素敵なテラスのあるエクゼクティブラウンジが自慢のヒルトンパタヤも、リゾートの休日を満喫できておすすめ。短い旅行の場合は、立地が最も大事ですが、パタヤの中心部でどこに行くのも便利です。
ヒルトンパタヤの宿泊記は、別の記事にかかせていただきました。合わせてお読みください。
なお、パタヤが先でバンコク観光が後の場合、バンコク戻りはエカマイバスターミナル着の指定にしましょう。パヤタイ駅やアーリー駅などエアポートリンクを使った方が便利な場所にホテルがある場合は、空港に戻った方が安く済みますが、特にBTSエカマイ駅やトンロー駅、プロムポン駅、アソーク駅近くに泊まる人は、スワンナプーム空港戻りではなく、エカマイバスターミナルからBTSで移動する方が遥かに早いです。荷物が多い人はここからタクシー乗車を。
ホアヒン
スワンナプーム空港を高速バスで出発して3時間。タイ王室の別荘があり、タイ人からはロイヤルリゾートとして親しまれてきたホアヒン。
リゾートとタイ人の日常が共存し、ローカル具合が心地よい町です。
リゾートとしての歴史は、1923年にオープンしたタイで最も古いリゾートホテルの一つ「センタラグランドビーチリゾート&ヴィラズ ホアヒン」が始まり。当時の王であるラマ6世がこの地を訪ねてくる海外の要人のために、タイ国鉄に命じこのホテルを造らせました。そのため開業時の名前は「レイルウェイホテル」。
こちらもタイで最も海の透明度が高いと言われるシミラン諸島などとは異なり、海のきれいさで選ぶリゾートではないものの、やはり乾季は透明度が上がります。
「ビーチで乗馬」がホアヒンの象徴らしく、浜辺には馬と乗馬の客引きの姿が目立ちます。ホアヒンビーチより南に行くと白い砂浜の美しいビーチもあるので、ちょっと泳ぎたい人は南下しましょう。ビーチパラソルとビーチベットをレンタルできるポイントがいくつかあります。
タイを代表するワイン「モンスーンバレー」の故郷、サイアムワイナリーのぶどう畑「ホアヒンモンスーンバレーヴィンヤード」も郊外にあり、半日コースで車を貸し切りゆっくりと過ごす人もいます。このワイナリーでは、なんと象に乗ってぶどう畑をお散歩できます。メインは併設レストランでのワインテイスティングや食事、ワインの購入などですが、ゆっくり昼間からワインを飲んでいるとあっと今に時間が過ぎていきます。
ホアヒンは縦に長いビーチに、特徴的でおしゃれなホテルが並びます。タイ人に人気のリゾート地がゆえに、同ランク、同ブランドのホテルでもバンコクやプーケットと比較すると価格は抑え気味。そう言った意味ではホテル好きにも穴場だと思います。
プールの有るリゾートホテルに泊まって、昼間はのんびり過ごし、海を眺めて夕食を取り、2ヶ所あるナイトマーケット巡りをするのが定番の過ごし方。
ドンムアン空港着到着者におすすめしたいタイの都市・リゾート
バンコクのLCCの玄関口と言えば、ドンムアン空港。エアアジア、ベトジェット、スクート...その他日本~タイを結ぶ主なLCCが到着します。往復ドンムアン空港発着であれば、LCCを使ってもう一つの都市かリゾートに飛び立ちましょう。
最近はレッドラインが開通し、バンコク市内に出る公共交通機関が充実。バンコクと他の都市2拠点滞在の旅も、計画しやすくなっています。
タイ国内へ飛べるLCCも一部を除き大部分がドンムアン発。
他国同様、物価上昇の著しいタイですが、バンコクともう1か所に滞在する旅を決めたら、早めに航空券を購入しましょう。直前だと高いですが、早ければ早いほど価格の安いチケットを抑えることが可能です。ここではLCCでお得に飛べるバンコクと合わせていきたいタイの代表的なリゾートと都市をお教えします。
※ドンムアン空港からパタヤ行きの高速バスも出ています。
プーケット
飛んでいるLCCの本数が多く、セールを狙えば今も安い料金で移動できるプーケット島。
タイの中では知名度はバンコクと同ランク。逆に「え?プーケットってタイだったの?」という人がいるほど、すでにプーケット島という名前が確立された一つのブランドになっているのです。
旅行者が多いのは、島の西側のビーチ、パトンビーチ・カロンビーチ・カタビーチです。
特にパトンビーチはリゾートと利便性を兼ね揃え、初めてのプーケット旅行の方に人気。クラブやバーが集まる賑やかなバングラ―通り、ショッピングモール「セントラルパトン」、レストランや食堂などが軒を連ねています。
あまりお休みが取れないけれどハネムーンは海外!という方は、プーケットを選ぶことも多く、そういった方向けのラグジュアリーホテルから、ゲストハウスまでありとあらゆる価格帯の宿泊施設が揃っています。
静かなリゾートをイメージしている人は、プーケットの南のナイハーンビーチや、ラワイビーチなどにあるホテルに泊まってのんびりと過ごせば、癒しの時間が堪能できます。
カラフルなシノポルトギー様式の建物が映えると人気のプーケットタウンも外せません。プーケットタウンと合わせてビーチを選ぶなら、プーケットタウンに近いパンワ岬方面のビーチリゾートに泊まる方が便利。ホテルによっては、タウンまでのシャトルバスを出しています。
キレイな海を堪能したいという方は、1日はピピ島、パンガー湾などアイランドホッピングのオプショナルツアーに参加する予定を入れましょう。
サムイ
サムイ島はプーケット島同様、リゾート地としてその名を馳せる島です。島で最も栄えているチャウエンビーチは、レストランやショッピングモールもあり、素朴なスタイルのパブやクラブも。
チャウエンビーチを離れると、壮大なスケールのラグジュアリーホテルが進出。それ以外は、素朴なビーチや手つかずの森が残るエリアも多く、慣れてくるとチャウエンビーチ以外の静かなコテージやヴィラでサムイ旅行を完結させるリピーターも多い島です。
どちらかというと観光客より漁師の方が多いんじゃないか?と思うビーチもあります(笑)。そう言ったビーチには、タイの物価が上がってきているとはいえ、とてもお得なホテルやヴィラが多いのでおすすめ。
余談ですが、私は初めてのサムイ島旅行の際、何も調べず、中心地のチャウエンビーチではなく、バンポービーチというひなびたビーチに泊まりました。後々サムイ好きの友達に話したら「随分渋い所選んだね」と言われてしまいました。とほほ。
サムイ島はヨーロッパからの移住者が多く、そんなひなびた場所にも大きなヴィラが建っています。ビーチ沿いにいくつかのレストラン、道路沿いに格安レストランがあり、全く困らず、田舎然とした食堂でも英語が通じるのは、さすがサムイ島だな、という感じ。
フルムーンパーティーで有名なパンガン島に行くなら、船が出るボプット・ビーチに滞在すると便利。漁村の古い建物をおしゃれに建て替えたフィッシャーマンズビレッジは、カフェやレストラン、バーがあり夜はナイトマーケットも開かれます。
注意!サムイ島へのLCC移動
サムイ島の空港はバンコクエアウェイズというタイの航空会社の所有となっているため、ほんの一部の限られた国からのLCCしか乗り入れていません。
1週間以内でタイ2ヶ所旅行を考えているという人は、間違いなくバンコクエアウェイズの飛行機を予約しましょう。
「えっ?エアアジアにもサムイ島行きのチケットあるよ。しかも半額」と思っている方。実はそれ、サムイ島の空港には直接着陸しません。アイランドトランスファーという方法で、ドンムアン空港を飛び立ち到着するのはスラタニー空港かナコンシータマラート空港。そこからバスでドンサック港へ移動し、フェリーでサムイ島のナトン港へ到着するという、これだけで6時間30分近くかかる行程です。ホテルまでの移動を考えると、場所によっては片道7時間かかる可能性も。
チェンマイ
タイ第二の都市、チェンマイ。タイ北部にあり「北方のバラ」とも称されています。日本で言うと古都京都のような存在で、1296年にラーンナー王朝が今のチェンマイに遷都し、かつてのタイの中心として栄えました。当時のミャンマーの一部、中国のシーサンパンナ―、ラオスの一部も領土だったと考えられているそうで、独自の文化が生まれた地です。
外せない観光スポットは「ワット・プラタート・ドイ・ステープ」。標高1,080mのドイステープ(ステープ山)山頂にある寺院で敷地内にはテラスがあり、チェンマイの市街地を一望!見事な光景です。タイの寺院の中でも仏舎利(仏陀の遺骨)が納められていることから、格式の高い寺院の一つであり、パワースポットでもあるんですよ!参拝方法は仏舎利が納められた高さ約22mの黄金の仏塔のまわりを蓮の花とお線香を持ち、祈りを捧げながら時計回りに3周し、最後に蓮の花とお線香を供えます。
チェマイ大学前からソンテオ(乗り合いバス)で行けますが、椅子が進行方向を向いていないため、私は激しく車酔い。半日ツアーなど乗用車で行ける方法をおすすめします。
また、もう一つチェンマイで試していただきたことは象とのコミュニケーション。タイ各地では象乗りができるスポットがたくさんありますが、チェンマイは特に多く、単純に象乗りしたい、象使いになりたい、象と自然の状態で触れ合いたいなどお好みのスタイルで象と触れえます。
チェンマイはお堀で囲まれた旧市街が、ラーンナー王朝の中心でした。タイでは新しい町を作る際、最初に「市柱(サオ・ラックムアン)」を建てます。旧市街の真ん中に位置するワットチェディルアンに本堂の左手に、その「チェンマイの柱」が収められている祠があるため、ワットチェディルアンもチェンマイ随一のパワースポットと言われています。あまり信心深くない私ですが、ワットチェディルアンのおかげ?と思えることが多々起こり、否定できない状態です。
旧市街内はワットプラシンや、映画「プール」のロケ地にもなったワットムーングンコーンなど訪れたいお寺がたくさんあるほか、ラーンナー様式の小ぢんまりとした素敵なホテルや、おしゃれカフェがいっぱい。
サタデーマーケットの行われるウアライ通りのワット・シースパンは世界初の純銀のお寺。運が良ければセレモニーに立ち会えることも。サタデーマーケットの日にはライトアップをしているので、外さずに立ち寄りましょう。
チェンライ
チェンマイが京都なら、奈良的位置づけな古都がチェンライ。ラーンナー王朝が最初に誕生した土地こそ、チェンライのメコン川沿いの町、チェンセンなのです。チェンマイ・ラオスと国境を接するゴールデントライアングルも近いチェンセン。ランナー王朝が今の国境とは異なる地域も有していた意味が、ここに来てわかるのです。チェンライの市街地からは、バスとソンテウ(乗り合い小型バス)を乗り継いで、1時間半。ただし、便数があまりにも少なく、終バスも早すぎるので、ゴールデントライアングルからチェンライ中心部は日帰りは難しいです。無理せずタクシーやトゥクトゥクチャーターを使うか、チェンセンのホテルに泊まりましょう。
私も初めてメコン川を訪れた時には、教科書に掲載されている大河を生で目の当たりにしたこと、国境をこの目で見ることができたことに、無性に感動したものです。
メコン川の上を船で巡れば、隣国の少年たちが手を振ってくれる。この不思議な光景は島国日本ではなかなか味わえない感動です。
チェンライの中心部にはまだ高いビルもありませんが、素朴で昔ながらのタイを感じられます。バンコクとは別世界のよう。小さいけれど屋台グルメが楽しめるナイトマーケットは毎日開催。お土産もここで揃います。
なおチェンライ中心部の見どころとしては、タイの芸術家が「天国と地獄」をテーマに作った真っ白いお寺「ワット・ロンクン」、同じ芸術家が作った真っ青なお寺「ワット ローンスアテン」が有名です。
バンコクともう1か所、あなたならどこに滞在する?
今回は初めてのタイ旅行でも、日本から到着したバンコクの空港からワンステップで簡単に行ける、有名リゾートや重要都市をご紹介しました。もしタイにハマって、リピーターになったら、バスや鉄道を乗り継いで様々な都市に出かけ、あなただけのお気に入りの都市やリゾートを見つけてくださいね。