広島とうろう流し、平和と慰霊の願いこめ元安川に祈りの灯り(広島市中区)
78年目の「原爆の日」を迎えた2023年8月6日の広島では、原爆ドーム前にある本安川親水テラスで「とうろう流し」が行われました。
とうろう流しは、新型コロナの影響からしばらく通常開催が出来ていませんでしたが、今年は4年ぶりに通常開催へ。
夕方18時頃からスタートし、21時ごろまで沢山の人が犠牲者への慰霊と平和への願いとメッセージをこめて、優しい明りを灯した灯籠を川へと流します。
とうろう流しで使われる紙の一部には、平和公園内にある「原爆の子」の像に手向けられた千羽鶴の再生紙が使用されています。
川沿いには、とうろう流しを見守る人々。
今年は外国人の姿も多く、本安川沿いは人で溢れかえっていました。G7広島サミットで注目されたことや、世界でまだ紛争が続いていることなどから、例年よりも多くの人が祈りを捧げに訪れていたように思います。
平和公園の慰霊碑にも、終始長い行列ができており遅い時間まで参拝する人の姿がありました。
広島平和記念公園
住所:広島県広島市中区中島町1丁目1−10
開園:1954年4月1日
原爆ドームは公園北側にあり