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新型MT-09はサイレンサーがない!直管?ピーキーすぎたバイクの最新型の姿とは?

相京雅行下町のバイクパーツメーカー/ディレクター

2014年ヤマハから発売されたMT-09。

当時まだ珍しかった走行モードが変更可能でA・STD・Bの3つから選択可能でした。

そのうち一番スポーティーなセッティングのAモードに関してはスパルタンすぎて、街中では気を使うほど。

2017年にマイナーチェンジすると、多少扱いやすくセッティングが変更されました。

更に2021年7月にモデルチェンジして3代目となったMT-09の現在の形とは?

サイレンサーがない!驚きの外観とは?

近はサイレンサーがコンパクトに。エキパイとサイレンサーの中間に膨張室を設けるのが一般的になってきました。

MT-09も初代から腹下に大型の膨張室を抱えていました。サイレンサーは非常にコンパクト。

ところが新型は膨張室がサイレンサーの役割を兼任しており、サイレンサーがありません。

アフターパーツメーカーはスリップオンマフラーを作るという選択肢が消えました。

最新型は排気量アップ+軽量化

新型MT-09は排気量が845cc→888ccに。更にホイールやフレームなども刷新され軽量化が施されています。

元々スパルタンなMT-09が排気量アップ&軽量化されたら、どんな性能になるのか?楽しみにしていたのですが、結果からいうと乗りやすくなりました。

初期型はスパルタンなAモードでアクセルをラフに扱えば、簡単にウィリーしてしまうようなじゃじゃ馬っぷりでした。

最新型は六軸IMUなど電子制御が強化され、スパルタンなままで扱いやすくなりました。

モードは1・2・3に変わりましたが、スパルタンな1モードはアクセルを多めに開けると獰猛な加速を体感できます。

ですがアクセルを穏やかに扱うと、どのモードでも動きは軽いものの加速が穏やか。

以前のMT-09はあまり大型の初心者ライダーに勧められるようなバイクではありませんでしたが、電子制御が進化したことで初心者からベテランまで楽しく扱える二面性のあるバイクに進化しました。

動画では更に細かいインプレッションを解説しています

下町のバイクパーツメーカー/ディレクター

下町の小さいバイクパーツメーカーで番頭を務めています。面白い事には大抵首を突っ込みます。ワークマンでアンバサダーをやっていたり、オールアバウトでバイクガイドを担当していたりします。

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