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【手帳の考え方】出かける日の朝にバタバタしないために!前日の夜に翌朝行動メモを作ろう

舘神龍彦デジアナリスト・手帳評論家・歌手

 というわけでみなさん、2023年もあっという間に前半が終わりました。
 あっという間に時間がたつ中でとくに忙しいのが朝だと思います。

 みんなテレビのワイドショーの左上のデジタル表示の時計を見ながら、慌ただしく支度をして出かけるのではないでしょうか。とくにリモート勤務に慣れてしまうと、逆に出勤するときのカンを忘れているときもありますよね。

 そしてこの朝特有のバタバタ、メモすればある程度避けられるといったら驚くでしょうか?
 結論から言います。朝のバタバタは前日にメモを作っておけばある程度は避けられるのです。

なぜ朝はバタバタするのか

 その前になぜ朝はバタバタするかを考えてみましょう。

 これは、まず出る時間が決まっているからです。バスや電車の時間、そして出勤時間が多くの人にとっては決められています。
 その中で、いろいろなことをしなければなりません。

翌朝やることを書き出したメモ。事前の準備にはチェックが入っている
翌朝やることを書き出したメモ。事前の準備にはチェックが入っている

 たとえば、着替える。身支度をする。ゴミを出す。お弁当を用意する。人によっては子供を送り出す、などなど。

 どれもある程度慣れてしまえばできると言えばできることです。そして義務教育の期間9年間に、時間にあわせて行動する習慣はある程度身についているはずです。

 にもかかわらず、いろいろ焦ったりするわけです。

できることはできるだけ前日に用意・メモしておく

 この朝の忙しさをできるだけ減らすためのポイントは2つあります。
 1つは、何をすべきかをメモしておくこと。
 もう一つは、できる準備は事前にしておくことです。

やることのチェックには複数色のインクを使えるマルチペンを使うと便利
やることのチェックには複数色のインクを使えるマルチペンを使うと便利

 こう書くといかにも当たり前みたいに思えます。ともあれ、それをやっている人が少ないからこそ、みな毎朝バタバタしているのです。

 ポイントを順に説明しましょう。
 まずメモを作ること。これは翌朝、その日の朝に何をすべきかを洗い出す作業です。 たとえば、自分の地区のゴミ回収は、比較的早い時間に回ってくるとしましょう。

 であるのならそれに供えて、前日からゴミをまとめておく。そしてすぐに出せるようにしておく。

 また、誰かに渡すものや、仕事で必要なものがあればそれも準備しておく。

 さらに服装などもそうです。とくにシャツとネクタイ、また靴の色に合わせたベルトを用意しておくなど、押えたいポイントもいろいろあります。人によっては作業服なども必要かもしれません。こういうものを朝に用意するのではなく、前日に用意するのです。

 そしてそのためにメモをするのです。メモをして、できた準備にはチェックを入れるのです。

 あるいはこんなこともあるかもしれません。定期券の範囲外への鉄道での出張がある場合、事前にチャージをしておくと慌てなくて済みます。そのために、近所のコンビニでチャージしておく。こういうこともメモに書き出してはじめてわかるわけです。

 もう一度書いておきます。まず翌朝にやるべき事のメモを作る。
 そしてできる準備はできるだけしておく。

 こうすると朝の負担が軽くなります。また、分からなくなったらメモをみればいいのです。朝にやっていたことを前日に済ましているのでその分の時間も生まれます。
 毎朝忙しいと感じている方は是非やってみてください。そしてメモの効果を実感してみてください。

デジアナリスト・手帳評論家・歌手

デジアナリスト・手帳評論家・歌手。著書『手帳と日本人』(NHK出版新書)は週刊誌の書評欄総ナメ。日経新聞「あとがきのあと」登場ほか大学受験の問題に2回出題。『凄いiPhone手帳術』(えい出版社)『システム手帳新入門!』(岩波書店)等著書多数。「マツコの知らない世界」(TBSテレビ)「HelloWorld」(J-WAVE)はじめテレビ・ラジオ出演多数。講演等も。手帳ユーザーを集めた「手帳オフ」を2007年から開催する等トレンドセッター的存在。手帳活用の基本をまとめた「手帳音頭」をYouTubeで公開中。認知症対策プロダクト「おぼえている手帳」は経産省オレンジイノベーションプロジェクト事業採択。

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