骨なし魚を利用して安心して食べてもらいましょう
お魚も、少し価格が下がってきて「食べたいな~」なんて我が家の介護メンズもつぶやくこの頃です。
もちろん、旬の魚や食べ物は美味しいことはもちろん、値段もそれなりにお安くなっていてお買い得です。(今年は猛暑の影響で秋の食材全体のお値段も少々高めな気がしますが、自然の中で作られるものなので、仕方ないと思いつつ買い物をしています。)
さて「お魚が食べたい」という介護メンズに対しては私もできる限り魚を食べさせてあげたいな~と思い、スーパーやコンビニ等で魚や調理済みの魚をよく探します。
ただ、魚となると心配なことがあります。「骨が刺さってしまうのでは?」と。
実際、わが家の介護メンズは「骨が怖い」と言って魚を食べない時期もありました。ですが、やはり魚は食べたいというので、骨の心配が比較的少ない「お刺身」から魚を食べ始めました。もちろん、生魚なので「アニサキス」(魚介類に寄生する線虫の一種。)による食中毒予防のためにも鮮度の良いものを選び内蔵を取り除き、内臓を生で食べない等注意してください。
刺身なら、骨や皮が気にならずのど越しもなめらかです。また、ちょっと「ご馳走」っぽく見えるので介護メンズも喜んで魚を食べています。ですが、毎回お刺身を食べているのでは金銭的にも少し難しい部分が出てきます。また、寒い季節になると「刺身よりも温かい魚料理が食べたい」ということも言ってきます。
「骨なし魚」を探すのも一昔前はスーパーなどには置いていない事も多々ありました。ですが、最近ではスーパーやコンビニで既に骨なしで調理済みのものも販売されるようになりました。また、インターネットでも「骨なし魚」が買えるようになりました。お値段が普通の魚に比べて高いのは「骨を取り除く手間」の分、高くなっています。ですが、「安心して食べてもらいたい」ということ、万が一骨が刺さってしまった場合のリスクを考えると「骨なし魚」の方が、料理を作る方も食べる方も安心して食事を楽しむことができます。ウナギなど、元々骨が多いものは、わが家では諦めてもらっています。(お値段的にも。)
魚も調理の仕方次第でパサついて逆に喉に引っかかってムセを起こしてしまうので、出来るだけ「パサつかない」調理法で料理をします。煮魚が一番無難ですが、「焼き魚も食べたい」という時は、魚に小麦粉や米粉を振ってバターで焼いてムニエルにします。粉を振って焼くことで魚の水分が外に流れずしっとりと、こんがりと焼けます。小麦粉で作るのが本格的ですが、私は米粉の方が保水力が良い感じがして米粉を使用しています。お値段も米が原料なので小麦の価格高騰に左右されにくいので気に入っています。
「食事は生きていく上で欠かせない行動」の一つです。なので、料理を出す側、食べる側、共に安心して食事を楽しめるようにしたいと、時々考えます。(毎回考えていたら、大変なので時々初心に返るくらいが介護と両立して食事を作るにはちょうどよいです。)
※食べる方の「かむ力」「飲み込む力」には個人差があります。少しでも不安がある場合は、かかりつけの医師や訪問看護さん、ケアマネージャーさんなど気軽にご相談してくださいね。また、たんぱく質の制限をされている方も一度、かかりつけの医師や訪問看護さん等医療関係者にご相談してくださいね。