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駅前の喫茶店でサイフォンコーヒーとプリンを楽しむ!閉店した喫茶店のインテリアを再利用したレトロな空間

はらぺこえりむし旅するグルメライター/カフェマニア

この日訪れたのは、以前から気になっていた駅前の喫茶店。トレンド感たっぷりなおしゃれなカフェも大好きだけど、ゆったりとコーヒーを楽しみたいときは、どこかノスタルジーを感じる昔ながらの喫茶店を選ぶことが多い筆者です。今回訪問したのは「街の灯台 喫茶ファロ」さん。関西から北海道へ移住してきたご夫婦が切り盛りするまちの休憩スポットで、自慢のサイフォンコーヒーとレトロなプリンをいただいてきました。

「街の灯台 喫茶ファロ」ってどんなお店?

「街の灯台 喫茶ファロ」さんがお店を構えるのは、北海道江別市にあるJR野幌駅正面。南口を出て道路を渡ったところにあるため、駅からのアクセスは抜群です。夜8時まで営業している同店は、買い物や仕事の帰りにふらっと立ち寄る人も多い印象。カフェ好きやレトロな空間が好きな若者だけでなく、地域に住む年配者の姿も多く見られることも特徴です。

ノスタルジーあふれる店内には、朱色や若草色のレザーをまとった椅子やソファーが並んでいます。この日は雪が降っていてあまり天候が良いとはいえない日だったのですが、お店にはたくさんのお客さんがコーヒーを楽しみに訪れていました。

同店は、2019年12月23日に奈良県からの移住者ご夫婦によってオープン。しかし、まだ比較的新しいお店にも関わらず、店内に置かれている家具やオブジェはだいぶ年季の入った印象です。その理由は、かつて西東京市にあった「珈琲館 くすの樹」のインテリアを再利用しているから。閉店した喫茶店の家具や雑貨を再利用することで、まるで老舗喫茶のようなノスタルジックな雰囲気を生み出し、老若男女問わず多くの人に親しみやすい空気を作り上げています。

1杯ずつていねいにサイフォンで淹れるコーヒー

主軸商品のコーヒーはサイフォン式。カウンター席からは、1杯ずつていねいにコーヒーを淹れる様子を眺めることができます。

コーヒーやテーブルのブラウンと馴染む珀色のカップもおしゃれ!サイフォンのコーヒーはカップ2~3杯分あるので、ゆったりとコーヒーを楽しむことができます。

この日のチョイスは、ほどよい苦さとコクを感じる「マイルド」。同店では深煎りから浅煎りまで、さまざまな味わいのコーヒーを展開しています。

コーヒーをオーダーするとお茶請けがついてくるところも喫茶店ならでは。この日はコーヒーと相性のいいチョコレートがついてきて、思わずテンションが上がりました。

コーヒーのおともはプリンで決定

コーヒーのおともに選んだのは「昔ながらの喫茶店プリン」。ドリンクをオーダーした人のみ食べることができる特別なスイーツで、このプリンを目当てに同店を訪れる人も多い人気商品です。

シルバーの脚付きの器がレトロで可愛らしいですよね!プリンのサイスはやや小ぶりなので、あくまでコーヒーのおまけといった意味合いが強いのでしょう。

ほどよい固めの食感が、まさに“昔ながらのプリン”!ほろ苦いカラメルの味わいはコーヒーとよく合うので、ぜひコーヒーとともにオーダーしてみてください。

「街の灯台 喫茶ファロ」の詳細情報

【住所】北海道江別市野幌町36-12
【電話番号】非公開
【営業時間】11時00分~20時00分
(日祝日は19時まで、店内にいるお客さんが帰るまで営業)
【定休日】水曜日
【公式サイト/SNS】Instagram

本と本の物々交換「一冊文庫」を利用してみよう

店内の一角に置かれた本棚は、利用者同士で書籍の交換ができる「一冊文庫」となっています。気になる本を1冊持って行ったら別の書籍を1冊本棚に追加するシステムで、お店を訪れるたびに新しい本と出会うことができるユニークな取り組みです。もちろん、ここにある書籍は店内で読んでもOK!時間を気にせずゆっくりコーヒーを楽しむことができる「街の灯台 喫茶ファロ」さんへ、ぜひみなさんも足を運んでみてくださいね!

旅するグルメライター/カフェマニア

常にごはんやスイーツのことを考えている食いしん坊主婦。興味の赴くまま日本全国を旅しながら美味しい食べ物を発掘し、「旅」と「食」をテーマに地域やお店、商品の魅力を発信している旅人グルメライター。取材や執筆の合間は気になるカフェへ足を運び、これまでに訪問したカフェは1000軒以上!ネットや書籍で情報収集するよりも、実際に自分の足で歩いて見つけたお店や直感で魅力を感じたお店を中心に訪問し、レポート形式で記事を執筆している。食べることは大好きだけど、お酒はすこぶる弱いのが玉に瑕。

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