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【赤穂市】「彫金工房Almond tree」世界でたった一つのシルバーアクセサリーを作りませんか?

歌見フリーライター(赤穂市・たつの市等)、御朱印ガール、仏像女子

気品に満ちていて大人っぽいなかにも、キュートさが光るシルバーアクセサリーを作りませんか。「彫金工房Almond tree」は、埼玉を拠点に活動するシルバーアクセサリー作家、鐸木ちえさんが主宰する工房です。月に一度、鐸木さんが、故郷である赤穂で、彫金教室を開いています。

長年の実績と経験がある彫金作家

鐸木ちえさん
鐸木ちえさん

講師の鐸木ちえさんは、作家としては33年間、制作活動を続け、神戸の南京町ギャラリー蝶屋、姫路のギャラリーとーく、岡山の明日香画廊、銀座のサロン・ド゙・ラー他で、個展を開いてきました。

鐸木さんが作る作品の特徴は、銀silver950とジュエリーストーンを組み合わせたもの。

純度95%のsilverの板と線を糸ノコで切り、金槌で叩いたりヤスリで削ったりしてパーツを作り、ガスバーナーでパーツを溶着して形作り、磨き、ジュエリーストーンを留めつけていくという工程で作られます。 

近頃はWAXで成形して鋳造工場に出す人がほとんどのなか、鐸木さんは昔の職人さんが作る手法のまま、すべて一人で作っています。時間も手間もかかりますが、繊細できめ細かな部分まで行き届いた作品ができるのが魅力。同じものを作るのが苦手なので、一つずつ違うデザインのものを作れる手法が鐸木さんには向いているそうです。

鐸木さんは、彫金やシルバーの魅力をこう語ります。
「使う側としては、シルバーの魅力は使い続けるほどに光沢が生まれる(エイジングといいます)楽しみがあることですね。また、作り手としては、ゴールドやプラチナの半分の重さなので大作を作れること、古美(いぶ)して黒くなっている部分と磨いて光沢が出ている部分との違いで奥行きや立体感を表現できること、銀は硬いとはいえ固体ではなく粘体なので、子どもが粘土を弄ぶような楽しみがあることでしょうか」。

素敵な作品をご紹介

こちら、鐸木さんの作品の一部です。
アイテムとしては、ネックレスやブローチ、ブレスレット、リングなどが中心です。
全く違ったデザインですが、どの作品も表情豊かで気品に満ちていますよね。
私は、3つ目の花かごのようなデザインがお気に入りです。ブルー系のジュエリーストーンの美しさ、グラデーションが入ったストーンのかごに並んだシルバーの花々の愛らしさは、たまらない魅力です。花々のデザインも多彩で手が込んでいます。

「緩やかに曲っている形が好きです。手の中で美しく曲がっていく感触が好きです。曲線や曲面の美しさと力強さを同時に感じていただければ嬉しいです」。

教室ではどんなことを教えてもらえるの?

「彫金工房Almond tree」の赤穂彫金教室は、1992年から始めました。赤穂市加里屋の駅北にある鐸木さんの実家の一角がその工房です。

教室では、シルバーの板を切ってペンダントを作ることから始めます。糸ノコとヤスリの練習です。次はシルバーの板の上に小さな板を貼り付けるデザインを考えてバーナーの練習です。 そのようにデザインを一緒に考え、それを形にしていくことで道具の使い方に慣れ、だんだんとパーツが多い複雑な作品を作れるようになっていきます。
シルバープレートを、糸ノコ、やすりなどの道具を使って形を出し、木槌や金槌で整え、ガスバーナーで銀ロウを溶かして溶着します。パーツごとに、この作業を繰り返すことで作品は仕上がっていきます。

初心者は、パーツが少ないデザインからスタート。中級では、より複雑なデザインと手法を。上級になると、生徒さんが考えたデザインをより生かす制作工程をアドバイスしていきます。

20余年教室に通う生徒さんは、「何年経ってもできないことがたくさんあって、でもそれができるようになっていく楽しみと、着実に作品ができあがり、身に着けたときに友人から褒められる嬉しさで続いているんでしょうか」と教室の魅力を話します。糸ノコ、やすり、バーナーなどなじみがない作業ですが、楽しくてあっという間に時間が過ぎていきます。

少しだけ習ったことがある方、銀粘土やワックスやCADでは物足りなくなった方、制作を自宅で始めたものの新しい展開が欲しい方など、始めてみませんか。見学は自由ですので、一度覗いてみてください。大歓迎です。

「彫金工房Almond tree」の赤穂彫金教室
住所:兵庫県赤穂市加里屋2997-168
電話番号:090-7098-6578
時間:第2金曜10:00~16:00、第2土曜11:30~17:00、第3月曜10:00~16:00
月謝:1回5,000円(6時間)
https://silver-almondtree.com/

ホンモノの作品が見たい方へ

鐸木さんは、11月23日から姫路で個展を開きます。
実際に作品を見て、その素晴らしさを実感してみてください。

こちらは一昨年に、同じ会場で開かれた個展の様子です。
壁面やテーブルの上に、多彩な作品が展示されていました。

今年の個展には、約100点の作品を出品予定です。鐸木ちえワールドをご堪能ください。

「銀のジュエリー 鐸木ちえ」展
日時:11月23日(水・祝)~30日(水)
   11:00~17:00  ※11月27日は休廊
場所:GALLERY「とーく」http://g-talk.jp/
   兵庫県姫路市平野町58
駐車場:あり

フリーライター(赤穂市・たつの市等)、御朱印ガール、仏像女子

フリーダムな仕事人で、居住地・赤穂から、兵庫県を中心とした関西一円を飛び回っています。旅行が好き、旅先でおいしいものを食べるのが楽しみな食いしん坊です。手がけた「乙女の御朱印めぐり旅」シリーズ(共著)で紹介しきれない神社仏閣の魅力、女子目線でのグルメやショップ情報、イベント情報なども、西播磨発(赤穂市・相生市・たつの市・宍粟市・赤穂郡・佐用郡)でお届けできたら幸せです。

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