子供が夢中になる「おうちSTEAM」。夏休みの自由研究にもおすすめ!
こんにちは、まめねこです。
突然ですが、お子さんは座ってお勉強が好きですか?
我が家は2人とも座学が苦手。
ちょうど数字やひらがなに興味を持つようになった次男(3歳)も、じゃあ座ってひらがなの指なぞりをしようとすると数分で飽きます。
そんな二人でも夢中になるものがあります。それがSTEAM教育。教育とありますが、二人にとってはほぼ「遊び」です。
疑問、閃き、思考を自然と生み出すSTEAM教育。
そのSTEAM教育をおうちで楽しむ6つの遊びをご紹介します。
STEAM教育とは?
時々耳にすることも増えたSTEAM教育。
これまでの学習といえば「国語」「算数」「理科」「図工」…というようにそれぞれ教科があり単独で学ぶことが主流でした。
それに対してSTEAMは教科を横断的に学ぶ、というもの。主に理数ITの側面が強いですが、アートな思考も加えて創造性や探求心を育てます。
例えば「紙ひこうきをもっと長く飛ばしたい」と思った時、紙ひこうきの折り方を変えてみるだけとどまらず、素材、デザイン、動力の有無など広い視野で考える力を育てる教育、という感じです。
おうちでできるSTEAM 6選
具体的に我が家で遊んできたSTEAMを6つご紹介します。
1.クレヨンリメイク
クレヨンは主にロウ(ワックス)と顔料でできています。
(※クレパスは原料が複雑なことがあります。試す場合にはお手持ちの原料を確認の上行ってください)
ロウは70度~で溶けるため、オーブンや電子レンジ、湯煎などによりクレヨンは溶けます。
クレヨンリメイクは「小さくて使いにくくなったクレヨンを使って新しいクレヨンを作る遊び」です。
カットしてシリコン型に入れて、
電子レンジ500wで6分。
しっかりと冷ましたら型から取り出して完成です。
なぜクレヨンは溶けるのか、溶かして再生したクレヨンはどんな風に遊べたり使えたりするのかなど、たくさんの思考が広がりますよね。
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「クレヨンリメイクを楽しもう」
水に浮く絵
ホワイトボードのマーカーで下敷きやアルミホイル、お皿など表面がつるんとしたものに絵を描きます。
これを静かに水に入れていくと、描いたものだけが水に浮かびます。
ホワイトボードのマーカーには剥離剤が含まれており、水に浮かべた際にはそれが溶けて油分であるインクだけが水に浮きます。
ホワイトボードのマーカーは他と何が違うのか、お湯だったら、冷水だったら?などたくさんのパターンで仮説を立てて実験するのも楽しいかもしれません。
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ホワイトボードマーカーで水に浮く絵を描こう
ミルクアート
牛乳の上に静かに垂らした絵具や食用色素。そこに中性洗剤をつけた綿棒をちょんと当てると一気に色が広がります。
中性洗剤が牛乳の表面張力を弱めることで起きる楽しい現象。
最初は勢い良く動いていた色がだんだんと動かなくなります。アートの側面とともに、最初と何が違うか考えるきっかけになったりと思考が広がりそうです。
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子供が夢中になるミルクアート
雲せっけん
IVORYという石けんを電子レンジで2~3分チン。するとこんなにモコモコの雲石けんになります。
IVORY石けんは135年の歴史をもつアメリカ生まれの石けん。日本でいうところの「牛乳石けん」のような存在です。
「水に浮く石けん」として有名。なぜIVORY石けんが水に浮くかというと、たくさん空気を含んでいるから。
そのため電子レンジでチンすると加熱された気泡が膨張し、このような面白い形になります。
他の石鹸で実験してみたり、「膨らんで大きくなる」ことを利用できないか考えてみるのも楽しいと思います。
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「3分で完成!雲石けんを作ろう」
ペットボトルビーズ
ペットボトルを小さく切って加熱することこんな風にくるんと丸くなります。
キレイなビーズを作るためにはどうしたらいいかを考えてみたり、
作ったビーズで何ができるかを考えるのも楽しいと思います。
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「ペットボトルビーズの作り方・遊び方」
琥珀糖
日本の伝統的な和菓子「琥珀糖」。
砂糖の結晶化を利用した美しいお菓子です。材料はシンプルで寒天とお砂糖、そして食用色素だけ。
どうしたら美しい琥珀糖を作ることができるのか考えたり、
手でちぎる、型を使うなど工夫するのも楽しいです。
砂糖の結晶化の観察を深めるためにロックキャンディ―を作ってみたりと遊びを広げるのもおすすめです。
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「子供と一緒に琥珀糖を作ろう」
小学生になったら「仮説」を立ててみよう
STEAMで遊ぼう!とした時、いきなり実験する前に「どうなると思う?」と聞いて考える時間を作るのがおすすめです。
最初は当てずっぽうでも構いません。
色んな実験をしているうちに、「この前はこうだったから…」と過去の経験を元に仮説を立てられるようになったら今度は実験ノートを作るのも楽しいです。
発想豊かな子供たちの仮説は時に「ええ?なんでそうなるの?」と言いたくなるほど斜め上だったりします。
それでも否定はせず、ぜひその仮説を深く聞いてみてください。
目をキラキラさせて話したり、実験する姿はちょっと頼もしくみえたりします。
夏休み、親子でおうちSTEAMを楽しめたら素敵ですね。