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カメムシ多発地域に住む我が家直伝。室内に侵入したカメムシをスマートに片付ける方法

まめねこマンガ・イラストレーター/小学生をラクにするアイテム研究家

10月に突入し、いよいよカメムシの本格的なシーズンとなりました。皆さまいかがお過ごしでしょうか?

田んぼと杉山に囲まれた古い木造の我が家は毎年春と秋、カメムシの室内侵入に悩まされます。

特に激しいのは秋。10月中旬~11月中旬までがピークで、秋晴れの温かい日などは1日に20匹以上侵入されることも。

窓の隙間をマステで塞いだり、駆除剤を撒いたりしましたが侵入がゼロになることはありませんでした。

ということで結果「侵入したカメムシをいかに素早く、そしてニオイを出させずに駆除するか」が最重要課題であり対策スキルを日々磨いてきました。

今年は春からずっとカメムシ大量発生により悩まれている方も多いと思います。

我が家の駆除方法が少しでもお役に立てたら幸いです。

用意するのは空のペットボトルとテープだけ

まずは空のペットボトル500mlを用意します。

今回使ったのは円柱状のものですが、四角いタイプだと角のカメムシを駆除すやすいので、できれば角柱タイプがおすすめです。

まず、飲み口から5cmほど下をカッターでカットしていきます。

こんな風に2つになりました↓

で、飲み口側を逆さまにして重ねます↓

この時、真ん中に飲み口がくるようにするのがポイント。
カットしたペットボトルをテープで固定します↓

これだけでもいいのですが、切りっぱなし部分で手を切る可能性があるので…↓

ここで手を切るととても痛い
ここで手を切るととても痛い

マスキングテープなどで保護しておくと安心です↓

あとはハガキ程度の厚紙を用意して↓

完成です…!
我が家はこれを「かめむしポット」略して「かめポット」と呼んでおります。
では早速実践してみます。

カメムシ(偽)の駆除の仕方

リアルなカメムシは見たくない方も多いと思うので、こちらで代用します↓

カメムシは白い壁が大好き。こんな風に日当たりのよい白い壁で日向ぼっこをしていることも多いと思います。

そんなカメムシを見かけたらすかさず↓

かめポットをそっとカメムシの下にセットします。カメムシは警戒すると触覚を震わせ動きを止めます。

よほど気温が上がってないと急に飛び立ったりはほぼしません。
また、飛び立つ時にはそのまま上に飛ぶことができず、落下しながら羽を広げます。

いわゆる背中側から「Uの字」を描くような形で飛行スタイルに入ります。

この状態だと飛び立とうとした場合でも、羽を広げる間もなくそのままポットに落ちるのです。

ポットを下に当てただけで落ちてくれると話は早いですが、なかなかそうもいかないのでここで厚紙の出番です↓

厚紙を壁に沿わせるようにそっと近づけ…↓

ここまで来たら後は素早く紙を下に滑らせて
ここまで来たら後は素早く紙を下に滑らせて

カメムシの足をすくうように落とすのがポイント
カメムシの足をすくうように落とすのがポイント

こうやってスッ!とカメムシをポットの中に落とします。

稀に紙にくっつく場合もあるので、その時は紙でポットにフタをするようにしてからソフトにデコピンすると落ちます。

こうして捕獲されたカメムシは入り口にふたなどしなくてもほぼ100%出てきません。よほど刺激しない限りニオイも出すこともありません(経験則)。

あとはこれを定位置にセットしておいて、カメムシと遭遇するたびにこれに落としていきます。

ご近所には層になるほど溜めてる強者もいらっしゃいますが、あんまり高くなると外に出てきてしまうリスクがあるのと、見た目が辛いので我が家はペットボトルの下側にあるうっすらラインまで達したら処分しています。

ただ、この方法のデメリットはカメムシが数日生き続けるということ。

生きてるカメムシを家に放置したくない!という方も多いですよね。

その場合はペットボトルの中に台所用洗剤を原液で数センチ入れておくとニオイも外にもれず☆にすることができます。

我が家はJOYを使ってます
我が家はJOYを使ってます

原液はもったいない…と思って水で薄めたこともありますが、原液じゃないとニオイを封じこめることができないこともあったので、個人的には原液をおすすめします。

ただ捨てる時に分別が手間になるのと、壁ではなく床を歩いているカメムシを駆除する場合、原液が入っていると横に倒すことができません。

より自由度の高い動きを目指すならシンプルに空のペットボトルを使ったかめポットがおすすめです。

直接戦わなくてもいい未来を目指して

田舎に移住して7年。カメムシとは様々な戦いがありました(遠い目)。

熱湯をかけて悪臭大爆発、掃除機で吸い込んで使い物にならなくしてしまったこともあります(ニオイ取れません)。

そんな格闘を生まれた時から見ていた我が家の次男(6)。

私と真逆で昆虫と冬虫夏草が大好きな次男は今、冬虫夏草の一種であるカメムシタケを使ってカメムシを平的に駆除できないかという実験(?)を始めました笑

カメムシタケとは生きたカメムシに寄生し、その栄養を養分にして成長するキノコです。

カメムシの様子をメモしてる
カメムシの様子をメモしてる

カメムシから生えるカメムシタケがこちら。オレンジがなかなか不気味。
カメムシから生えるカメムシタケがこちら。オレンジがなかなか不気味。

冬虫夏草が大好きな次男は今、このカメムシタケとカメムシを密室に同居させカメムシの変化を記録しています。

次男と冬虫夏草については私のInstagramでも時々発信してるので、興味のある方はぜひ見てみてください!

6歳の趣味に淡い期待をしつつ…この秋に備えせっせとかめポットを量産する日々です。

この秋、皆さまとカメムシの戦いが少しでも楽になること祈っています…!

マンガ・イラストレーター/小学生をラクにするアイテム研究家

10歳、6歳の男の子ママ。Instagramでは『小学生をラクにするアイテム』発信する傍ら、様々な体験談のマンガ化もしている。自身の現在進行形体験談「子どものチックで悩んでいます」も不定期更新中。

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